約 147,557 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/14017.html
登録日:2010/12/20(月) 09 49 48 更新日:2024/08/21 Wed 12 57 14 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 LVモンスター SOUL OF THE DUELIST ドラゴン族 ホルスの黒炎竜 メタファイズ ロック 炎属性 王宮のお触れ 空野大悟 遊戯王 遊戯王GX 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキテーマ項目 闇堕ち 魔法メタ 「ホルスの黒炎竜」とは、遊戯王OCGに存在するモンスター群。 英名は「Horus the Black Flame Dragon」。 「LVモンスター」の内の1体で、レベルは「4」「6」「8」。全て炎属性のドラゴン族である。 初登場は第4期最初のパックである「SOUL OF THE DUELIST」でパッケージにはLV8が描かれている。 この時期のLVモンスターにしては珍しく初登場パック「SOUL OF THE DUELIST」のみで全てのレベルの「ホルスの黒炎竜」を入手可能である。 名前が「『エジプト神』の『なんとか竜』」というネーミングなので何となく神のカードっぽい雰囲気を感じるが、 この時期は原作の「神のカード」や「王の記憶編」などとリンクするようにエジプトに範を取ったガチめのカードが結構あり、 「ホルスの黒炎竜」のほかにも「ネフティスの鳳凰神」「エンド・オブ・アヌビス」「守護者スフィンクス」「王家の眠る谷ネクロバレー」「ピラミッド・タートル」などが環境内で存在感を放っていた。 神のカードがまだ正式なOCG化を果たせるような時代ではなかったため、雰囲気だけでも寄せようというわけである。 スピリッツ・オブ・ファラオ「あのっ……!」 【各種詳細】 ホルスの黒炎竜 LV4 効果モンスター 星4/炎属性/ドラゴン族/攻1600/守1000 このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、コントロールを変更する事はできない。 このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地に送る事で 「ホルスの黒炎竜 LV6」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。 ホルスの第一形態。 下級モンスターだが、攻撃力が中途半端にリクルーターの上限ラインを越えてしまっており、 同じドラゴン族のLVモンスターである「アームド・ドラゴン LV3」や真炎の爆発に対応するフレムベル・グルニカに比べてやや使い勝手が悪い。 また、アタッカーにするにもやや物足りずやはり中途半端。「レベルアップ!」ですぐにLV6へとレベルアップさせ、「レベルアップ!」が手札にない場合はレボリューション・シンクロンでラヴァルバル・サラマンダーのS素材にしよう。 【お触れホルス】全盛期だと採用する人は「人次第」といったところで、採用するにしても1枚程度にとどまる。レベル6をリクルートする役といった感じ。 当時はリクルーターなどが環境に多かったので戦闘破壊は案外狙えるし、《月の書》《エネミーコントローラー》《収縮》などで戦闘破壊自体は補佐できるため。 しかし帝モンスターの流行で「2400ライン」が出来上がってからは、レベル6になったところで戦闘破壊されてしまうという弱点が目立つため、潔く抜いてしまうことも多かった。 ホルスでは唯一「灼熱の火霊使いヒータ」でのサーチに対応している。 ホルスの黒炎竜 LV6 効果モンスター 星6/炎属性/ドラゴン族/攻2300/守1600 このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、魔法の効果を受けない。 このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地に送る事で「ホルスの黒炎竜 LV8」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。 ホルスの第二形態で、上級モンスター。 上級モンスターとしては一歩及ばない攻撃力が難点だが、 「表側表示で存在する限り、魔法カードの効果を受けない」耐性を持つ。 そして、相手モンスターを戦闘で破壊したターンのエンドフェイズ時、自身を墓地に送ることでLV8に進化できる。 竜の渓谷等で速やかに墓地へ送り、「転生炎獣バースト・グリフォン」や「炎王円環」で蘇生して攻撃しよう。 現在では攻守共に2300を上回るモンスターが出ることも多いので「フレムベル・ベビー」や「守護竜プロミネシス」で打点を強化すると良い。 こちらもLVモンスターのサポートカードである「レベルアップ!」も使用できるので、意外と簡単に進化させられる。 魔法カードが通用しないので、「ライトニング・ストーム」などで退場しないのが強み。 戦闘破壊を狙う際も、「禁じられた聖槍」「収縮」「月の書」などで妨害されないにも嬉しい。 このカードが登場した第4期には「レベル制限B地区」や「平和の使者」のようなロックカードがまだまだ現役で使用されており、 それらを無視して攻撃できるのは非常に大きな利点だった。 「エネミーコントローラー」や「収縮」などにも強いので安定感が桁違い。 当時はシンクロ召喚などで低ステータスのモンスターを処分する方法がないので、普通にデュエルしていればレベルアップ条件を満たせてしまう。 時にはあえて進化させないプレイングが行われたり、このカード単体で【ドラゴン族】などに採用されることもあった。 また、自分からロック効果を持つ永続魔法を使用し、相手を縛りながら攻撃するテクニカルなデッキも存在した。 「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」やアトウムスや天球の聖刻印の登場。 未来融合や竜の渓谷で墓地送りが簡単になったことでLV4無しでも採用しやすくなった。 ホルスの黒炎竜 LV8 効果モンスター 星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800 このカードは通常召喚できない。 「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、魔法カードの発動を無効にし破壊する事ができる。 ホルスの最終形態にして特殊召喚モンスター。 青眼の白龍と同格の攻撃力3000となり、 魔法カードをカウンターする効果を身に付けた。 そもそも魔法カードはこのゲームの基本であり、根幹を為す要素の一つ。 その発動と効果を無効にして破壊してしまうのはいわずもがな強力である。 まさに生ける「マジック・ジャマー」。 いや、「ブラック・パラディン」と異なり、コストが無い分こちらの方がタチが悪い。 特殊召喚モンスターの例に漏れず蘇生不可なのだが、効果がそれを補って余りある。 「のみ召喚」でありながら「レベルアップ!」に対応しているのでものすごく出しやすいうえ、そもそもホル6のレベルアップ条件も緩いので本当にたやすく戦場に出せる。 「転生炎獣の炎軍」でデッキに回収しつつ、LV4~6を蘇生できる。 しかもダメージステップでも発動可能なので、速攻魔法による戦闘のサポートにも強い。当時よく使われていた《収縮》さえもろともしない、まさに完全制圧を行うためのカード。 当然だが「対戦相手の魔法カードの発動」以外には無力であり、特にこの当時だと弱点は以下の5つ。 自分より攻撃力の高いモンスター 特殊召喚や戦闘破壊に反応する罠カード 《奈落の落とし穴》《炸裂装甲》など(ただし奈落は当時の環境的にあまり見かけなかった) 効果モンスター、特に対戦相手に「セット」という形で反撃につなげられるリバース効果モンスター 《執念深き老魔術師》《ペンギン・ソルジャー》など モンスター除去 《ならず者傭兵部隊》《雷帝ザボルグ》《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》《サンダー・ブレイク》《強制脱出装置》など すでに発動されている魔法カード 《光の護封剣》《平和の使者》など しかし裏を返せば、弱点はこれくらいしかない。 高攻撃力のモンスターというが、当時はいわゆる「ブルーアイズライン」のせいで単体で攻撃力が3000を超えるモンスターというのは珍しく、当然だが「シンクロ召喚」のような便利な手段なんてあるわけがない。 ホル8は先述した通り攻撃力3000の中だとダントツで召喚しやすい。先出ししたホル8を相手に(=魔法カードを使わずに)相打ち以上の成果に持ち込めるモンスターを出す手段というのは極めて限られている、というより「存在しない」デッキも多かった。 また、当時はまだモンスター効果が非常に弱く、除去を魔法や罠に頼りきっているデッキのほうが多かった。 すでに発動されている魔法カードにも無力だが、これはデッキタイプ次第ではあるが対戦相手は「永続魔法が手札に多くなりやすいデッキ」ともいえる。ホル8を出すだけで手札が急激に腐る。 つまり頻繁に遭遇する弱点はせいぜい罠カードくらいだ、という結論が出る。 これを《王宮のお触れ》と組み合わせ、相手の魔法と罠を徹底的に封じ込めて速やかに殴り勝つ。 これが『お触れホルス』である。 LV6とアドバンス召喚のギミックを共有できる「サイコ・ショッカー」を採用することもある……というより、 効果モンスターに対して弱いので足元をすくわれないようにさっさと殴り勝つ必要があるので間違いなく採用される。 以前の版ではこのデッキを「コントロール」と評していたが、このコントロールは「じわじわと勝勢を築く」というより「お触れホルスセットを盤面にそろえ、相手の身動きを封じた隙にとどめを刺す」というもの。 かなり強引なたとえになるが、「寒波3積み時代の猫シンクロ」のとどめパートを数ターンかけて行うもの、って趣なので対戦相手になるべくターンを渡さず、いらんことをせずに殴り切る必要がある。 ここまでの説明だと「ふはははー!つよいぞー!かっこいいぞー!」「これ相手にどうやって戦えばいいんだ!」となるが、当然だが穴はある。っていうか穴がなかったら規制されてる。 まずLV6と異なり、LV8は既に発動して適用中の魔法には何の耐性もない。進化のタイミングはよく見極める必要がある。 次に出しやすいとはいえやはり「条件の極めて限られた特殊召喚モンスター」、除去にはかなり弱い。これでも一応ホルスの性質上耐性はある方だが、弱いものは弱い。 さらに自分より高い攻撃力のモンスター相手にも弱い。こちらは魔法カードを使い放題なので、《収縮》あたりでこちらから攻めに転じて倒してしまおう。 さらに《王宮のお触れ》を使うということは、対戦相手に「罠カード=反撃の手段に乏しい」と教えるようなものなので、 お触れの発動タイミングを誤ると「ホル8を 出したはいいが もはや負け」と辞世の句を詠む羽目になる。 そのためこのロックをただそろえればいいのではなく「揃えるタイミングを見計らい、そこから相手に何もさせずに殴り勝つ」必要がある。 やってることは「一方的に殴り殺す」ながら、相手に反撃をさせない研究をしなければならない結構ストイックなデッキ。 また、そもそもの問題として、モンスターには何も干渉しない。そのため《雷帝ザボルグ》《ならず者傭兵部隊》《異次元の女戦士》《N・グラン・モール》などには本当に弱く、これらの対策に多くの【お触れホルス】使いが腐心したのだが、 そもそもこれらのカード、準制限や制限になっていることも多いので「相手が引けないまま勝つ」なんてことがままある始末。 ただしこの性質は【お触れホルス】の急速な衰退の原因となった(後述)。 チェーンして無効にする効果のため、チェーンさせてもらえないと意味がないというのも弱点の一つ。 「超融合」も天敵の1つであり、ほとんど起こらなかったが理論上は《超融合》で《F・G・D》にしてしまうというのが対処手段のひとつだった。 現在では融合素材の緩いカードがいくらでもあるので、現実的な頻度で除去できるだろう。 これが当時のTier1デッキ【お触れホルス】であり、この2枚がそろってしまうとほとんどのデッキは何もできない。 対戦相手としてはとにかくこの2枚が揃わないようにする必要があるのだが、ホル8は上述の通り当時としては出しやすさの極みのようなゆるっゆるな召喚条件なのでかなりたやすく出てきてしまう。 魔法カードと罠カードにおんぶ抱っこの時代だった当時では圧倒的なロックであり、それが高攻撃力で速やかに殴ってくるのだからたまったものじゃない。 その分かりやすい理念もあって結構人気のあるデッキだった。 第5期にもなると《風帝ライザー》《スナイプストーカー》など、このカードをローカロリーに対処できる効果モンスターが増えたものの、 前者は「デッキトップに戻すということは再利用が可能ともとれる」、後者は「サイコロの出目が悪いと手札が枯れて負け確定」と根本的な対処とはならず、 そしてどちらも準制限・制限になってしまう。天敵が出てきてもKONAMI様がそれを咎めてくれる。ホル8はこのデフレ環境の中ではまさに圧倒的だった。 ちなみに当時のガチデッキだと対処は結構簡単で、「ホル8にさせない」「お触れを割って罠で対処」「ザボルグやモグラや女戦士で除去」「アド取り勝負に持ち込む」あたり。 ぶっちゃけキーパーツ=弱点が非常にわかりやすいデッキなのでガチデッキが相手をすること自体はかなり楽で、こういった点が規制と無縁だった理由かもしれない。ファンデッキ?知らんな そのため対戦相手に反撃をさせないための布陣の作り方というのが必要になり、プレイングが問われるちょっと難しいデッキ。 たとえば【ロックバーン】が相手の時は「ラヴァゴで処理される可能性を見越して隣に打点用モンスターの展開をしない」、とか。 しかし第5期末期に「PHANTOM DARKNESS」およびストラクチャーデッキ「帝王の降臨」が発売されると、【お触れホルス】の天下は急激に崩れ始める。 ホル8がかわいく見えるレベルで出しやすい(現代遊戯王で通じるんだから当時としてはオーパーツ級)上に、除去によって対戦相手の布陣をお触れホルスと違った形で否定できる、攻撃力2800の《ダーク・アームド・ドラゴン》 除外という最高の形でホル8を葬れる新カード《邪帝ガイウス》 他にも闇属性モンスターを非常に展開しやすくなる各種ギミックで、ホル8の「出しやすい高攻撃力」という個性が吹っ飛ぶ これにより崩れた天下に、さらなる追い打ちがかかる。 ホル8がごっこ遊びに見えるレベルで出しやすい上に、攻撃力3000とLP1000による布陣否定が可能なフィニッシャー《裁きの龍》 攻撃力という概念を全否定し、さらにホル8が相手の場合は「2枚以上発動しての逆1キル」さえ視野に入ってくる《オネスト》 当時は本当にどんなデッキにも入った「除去効果を持つリバースモンスター」《ライトロード・ハンター ライコウ》 魔法に頼らないモンスター除去《剣闘獣ガイザレス》 など、ホルスの天敵レベルのモンスターが大挙して押し寄せてくるインフレの時代が訪れた。こんなもんと《大寒波》が全部3枚、《ハリケーン》と一緒に入るのだ。今考えるととんでもないインフレである。 最初ホルス側はこれに《レインボー・ヴェール》などを搭載することでなんとか対応しようとしたが、 そもそも【お触れホルス】の理念は「魔法と罠に依存した相手に何もさせず、こちらもいらんことをせずにさっさと殴り勝つ」のである。 相手が「え、魔法禁止?罠禁止?どーぞどーぞ!モンスターだけで勝ってやりますよ!」と動いてきて、こちらがその対応(=いらんこと)をさせられる始末。 これではそもそもデッキの理念が成り立たないのである。 もはや虫の息だった【お触れホルス】のとどめを刺したのは、シンクロ召喚である。 「ブリューナク」が出現すると、モンスター効果のインフレ、特殊召喚手段の容易化という傾向は確固たるものになっていき、 ホル8の天下はここで終わりを迎えた。 ……と説明されやすいのだが、実際にこのカードの(というか当時のデッキ全般の)天下を終わらせたのはブリューナクの裏択のひとつだった《A・O・J カタストル》。 ブリュとレベルは違うのだが《ジャンク・シンクロン》から出せるので手札1枚での展開が可能。そしてこのカード、当時シンクロの選択肢が存在しなかったので本当にどんなデッキにも入る。 確かにブリュゴヨウも強いのだが、ホル8のほんのわずかに残った「攻撃力による制圧」という長所を《オネスト》ともども完全につぶしてしまう。 さらにホル6の餌になる低ステータスモンスターを「シンクロ素材」という形で処分して登場するのでそもそも出せるかも怪しくなる。 そしてカタストルをどうにかしても、裏に控えるブリューナクをはじめとした他のシンクロモンスターや先述の天敵たちが、《大寒波》で抵抗を封じたうえで押し寄せてくる。 つまり【お触れホルス】の究極の理念を、ほかのデッキがもっとうまく実現できるようになってしまったのである。 こうして【お触れホルス】はもはやコンセプトそのものが成立しなくなってしまったのだが、そのポテンシャル自体はまだまだ感じられる時代。 アプローチを変えたデッキが『カウンターホルス』である。 あえて王宮のお触れを採用せず、カウンター罠や「ブレイクスルー・スキル」「デモンズ・チェーン」等 モンスター効果側を防ぐカードを多く採用してその制圧力を維持する。 罠カードへの対応は『お触れホルス』に比べるとやはり遅れがちになるが、効果モンスターのほうが圧倒的に怖い時代ではこちらのほうが小回りはきく。 現在の遊戯王でも天敵は依然多く、「ブリューナク」や「カステル」など、手頃な除去で簡単にやられてしまう。 「エフェクト・ヴェーラー」や「幽鬼うさぎ」等の手札誘発も天敵でこれらを防げないと辛い。 「墓穴の指名者」や「抹殺の指名者」、「炎王獣ガネーシャ」等でしっかりとカウンターしよう。 これらのデッキはもはや過去の栄光だが、出せさえすれば現代遊戯王でも通用する性能。 罠カードも現在は「即座に発動できないので効果を盛る」ということが行われているため、【カウンターホルス】戦略自体はまだまだ成立する……はず。 「寒波3積み」「猫も杓子もカタストル」などという無法時代も遠い昔話となった現在なら、もしかしたら復権だってあるかもしれない。 そんなわけで現在でも折に触れて話題になることのあるカードである。 なお、魔法カードに強制発動するのではなく任意で発動するものである。 そのため「対戦相手にとってデメリットの大きい状況を作る」と判断した場合、素通しするというテクも必要になる。 《天罰》《エフェクト・ヴェーラー》などで反撃の手段を与えてしまうからだ。 【関連カード】 ホルスのしもべ 効果モンスター 星1/炎属性/獣戦士族/攻 100/守 100 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手は「ホルスの黒炎竜(全てのレベルを含む)」を魔法・罠・モンスターの効果の対象にする事はできない。 カード名通り、ホルスに仕えるモンスター。 効果は「相手はホルスを効果対象に選択不可」と言うもの。 しかし、社長にも殴り倒される貧弱極まるステータス故に、あまり役に立たない。 炎舞のサポートも受けられるが、所詮焼け石に水で「ロード・オブ・ドラゴン」で事足りる場合が多い。 下記の「黒炎神」のトリガーにはなれるため、かろうじて名前負けはしていない。 レベルアップ! 通常魔法 フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つモンスター1体を墓地へ送り発動する。 そのカードに記されているモンスターを、召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。 LVモンスターを条件を無視して進化させられる魔法で、イラストではLV6がLV8になろうとしている。 一見、魔法の効果を受けないLV6には使えないように感じるが、進化前を墓地に送るのはコストなので問題ない。 ただし、このカードを無効化されても、コストとして墓地に送ったカードは戻ってこないので気を付けよう。 とにかくホルスとの相性が激烈によく、まさに「ホルスのために作られたカード」。 もちろん《アームド・ドラゴン LV7》《サイレント・マジシャン LV8》あたりとも相性はいいのだが、ホルスとの相性は圧倒的だった。 そのせいでホルス以降のLVモンスターには「自分の効果でレベルアップした時にのみ」という厳しい条件が付けられてしまうことにもなり、 「出しやすい上に圧倒的なホルス」と「出しにくいくせに効果がしょっぱい後発組」の格差がますます残酷なことになってしまった。 レベル調整 通常魔法 相手はカードを2枚ドローする。 自分の墓地に存在する「LV」を持つモンスター1体を、 召喚条件を無視して特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できず 効果を発動及び適用する事もできない。 ホル8を蘇生できる非常に少ないカード。召喚条件を無視する最初期の例だが、蘇生制限は無視できない。 ホル8の蘇生を目当てにデッキに入れる人もいた(当wikiでもたびたびこのコンボが推されていた)のだが、 実際に使うとこの「2枚ドロー」がものすごく重くのしかかる。 先述の通りホル8を使うデッキというのは対戦相手に反撃の手段を与えずに速やかに殴り勝つためのデッキなので、相手に反撃の手段を与えてしまうこのカードはまさに「寝た子を起こす」ようなもの。 除去モンスターを引かれて反撃の糸口にされてしまう可能性があるので、強いプレイヤーには全く好まれなかった。 あくまでも「お触れホルスロック」にこだわって戦いたい人が使う。 なおホルス以外に使った場合は単なる利敵行為である。 そのため「レベル調整側から見て相性のいいカードはホルスだが、ホルス側からは別にお前に頼らなくても相方はいくらでもいる」という結構寂しいカード。 まぁ居場所があるだけいいじゃないか。 ダーク・ホルス・ドラゴン 効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守1800 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手のメインフェイズ時に魔法カードが発動した場合、自分の墓地のレベル4の闇属性モンスター1体を選択して特殊召喚できる。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。 闇堕ちしたLV8。 蘇生制限無しでATK3000の最上級モンスター。 特殊召喚モンスターではなくなったが、自力で特殊召喚できるわけではないので一長一短。 本家のカウンター効果は失われ、相手が魔法を発動すると星4の闇属性を蘇生する効果となった。 かなり限定された範囲とはいえレベル4の闇属性モンスターを蘇生できるのはそこそこありがたいのだが、 魔法を止められるわけではないので、制圧力は大幅に下がっている。 そもそも相手に依存するため、効果はオマケと割り切ろう。 あいにくこのカードが登場した「PHANTOM DARKNESS」には対抗馬となるダークモンスターがそれはもうたくさんおり、 《ダーク・クリエイター》のようにこのカードよりも優先したいモンスターは結構いた。 特に《ダーク・アームド・ドラゴン》の圧倒的な性能は「ホルスとアームドの立場が入れ替わった」と話題になったものである。 メタファイズ・ホルス・ドラゴン シンクロ・効果モンスター 星6/光属性/幻竜族/攻2300/守1600 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 (1):このカードがS召喚に成功した場合、そのS素材としたチューナー以外のモンスターの種類によって、 以下の効果をそれぞれ発動できる。 ●通常モンスター:このターンこのカードは自身以外のカードの効果を受けない。 ●効果モンスター:このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。その効果を無効にする。 ●Pモンスター:相手フィールドのモンスター1体を相手が選び、自分はそのコントロールを得る。 このターンそのモンスターは攻撃できない。 メタファイズ化してシンクロモンスターとなったホルスLv6。 幻竜族に変更され、属性も光になっている。 素材になったチューナー以外のモンスターの種類によって効果を得られる。 通常モンスターなら自身以外のカード効果を受け付けなくなり、 効果モンスターなら自身以外の表側カード1枚の効果を無効化し、 ペンデュラムモンスターなら相手モンスター1体を攻撃不可にしてコントロール奪取する。 特にペンデュラムモンスターを素材にした時のコントロール奪取が狙い目。 確実に2つの効果が得られるので可能なら狙っていきたい。 効果を使った後はバニラ同然なので、 「クリスタルウィング」や「ショウフク」などの素材にしてしまおう。 なお、効果モンスターでない融合・儀式・シンクロモンスターを 素材に使うと全く効果を得られないが、わざわざそんなことをするプレイヤーはいないだろう。 ホルスの黒炎神 効果モンスター 星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドに「ホルス」モンスター及び「王の棺」が存在する場合、 手札のこのカードを相手に見せ、自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。 フィールドのカード1枚を墓地へ送る。 (2):「ホルスの黒炎神」以外の自分フィールドの表側表示の、 「ホルス」モンスターか「王の棺」が相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 その後、フィールドの他のモンスターを全て墓地へ送る事ができる。 2023年にカテゴリー化した「ホルス」用にリメイクされたLV8。 場にホルスと王の棺が揃っていれば手札から公開して自分の手札・場のカードをコストに場のカードを墓地に送る効果と、 黒炎神以外のホルスか王の棺が相手の効果で場を離れた時に手札から特殊召喚して他のモンスターを全て墓地送りにする効果を持つ。 どちらも対象を取らない墓地送りと言う強烈な除去が使え、王の棺に関連するホルスはノーコストで自力蘇生してくるためコストや全体除去に巻き込んでも被害は少ないと言う設計となっている。 ちなみに後半の全体除去は既存のホルスでもトリガーになれるので黒炎竜デッキの隠し味として仕込んでも面白い。 【その他】 ラーの翼神竜 カード自体に接点は無いが、神話中では同格とされる。 名前の構成もよく似ている。 サイレント・ソードマン 表遊戯が戦いの儀で使用したLVモンスター。 ホルスと同じく、相手の魔法を対策する効果を持っている。 ただし、最終形態のLV7は、フィールドの魔法を敵味方問わず無効化する効果なので、ホルスに比べると使い勝手が悪い。 だが、「デュエリストパック」で新規サポートカードが登場し、多少は使いやすくなった。 ホルス 2023年に突如として登場した同じ「ホルス」の名を持つモンスター群。彼らの登場を以てめでたく「ホルス」がカテゴリー化した。 しかし、現状は「場に王の棺があれば墓地から無条件で蘇生し、他の自分のカードが場を離れたら固有効果を発揮する」特徴を持つレベル8モンスター主体の墓地利用テーマと、一部サポートは受けられるものの既存のホルス達と特段相性が良いと言うわけでもないため同じ元ネタを持つだけの別カテゴリーと言った趣が強い。 一応所属モンスターはホルスの4人の息子をモチーフにしており、息子は出揃っているが肝心の「ホルス」自身が出ていない事と、属性・種族がバラけている中で黒炎竜と同じ炎属性・ドラゴン族のモンスターが居ないことから、決闘者からは「その内黒炎竜のリメイクが出るのではないか?」と言われており、実際に上記の通りに《ホルスの黒炎神》が登場した。 【余談】 『モンスターフィギュアコレクション Volume 3』に於いてDUEL TERMINAL対応カードとしてLV8が登場。 このカードをスキャンすると、隠しデッキ「ブラック・メガフレイム」が登場する。中身はモロ『お触れホルス』である。 使う場面は無いだろうが、LV8は自分の魔法も無効に出来る。「歯車街」の補助にもなる。 そんなことをするなら最初からサイクロン系統を使った方が安定しやすいのでほとんど使うことはない。 使ったことのある人はどういうシチュエーションで使ったか教えてほしい。 登場パックの「SOUL OF THE DUELIST」のCMボイスは城之内である。このカード名に「黒炎」が含まれるからだろうか? 【アニメにおいて】 GXにて、十代にあこがれる二年生オベリスクブルー・エース「空野大悟」(CV:豊永利行)が使用。 しょっぱなからお触れホルスのコンボを完成させて十代の融合を封じた。 しかし効果モンスターの効果と魔法カードを使わないコンタクト融合(*1)によってフレアネオスを出され、 LV8を撃破されたことで魔法カードの使用を許して敗北した。 彼の【お触れホルス】は《守備封じ》を使って強引にダメージを通していくタイプのものであり、空野もプレイング次第では全然勝てていたこと、 あんまり実用的に見えない新カードのお披露目デュエルだったことなどもあり、商売事情を感じるあまり評価の高い回ではない。 その直後、一人でスランプに陥っているときにミスターTと遭遇。 自分と同じ姿に化けたミスターTとデュエルしたが敗北してしまい、闇に飲み込まれて消えてしまった。 その後ミスターTは彼の姿を借りてデュエルを行っており、その時のデッキも「お触れホルス」である。 劇中では剣山や翔とデュエルを行い、いずれも圧勝した。 この項目が自分画面上に表示されている限り、 相手は「アニヲタwiki(全ての項目を含む)」を追記・修正の対象にしない事はできない。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 空野は十代を研究しつくしたって割にはコンタクト融合に対して対策なしだったんだよな。一般人が見てるデュエルでコンタクト融合したのってこれが初めてじゃなかったとは思うんだけど -- 名無しさん (2015-10-31 10 10 46) 今でもやろうと思えば強力なカード -- 名無しさん (2016-09-03 18 23 32) ラーには名前だけじゃなく機械竜っぽい所も似てるな -- 名無しさん (2017-09-28 16 42 10) リンクスでも結構活躍しそうです -- 名無しさん (2017-09-28 16 55 23) ゲームのワールドチャンピオンシップ2006、2007、2008ではお触れホルスは除去ガジェと並んで最強クラスのデッキだった。CPUが合理的だったのもその強さに拍車をかけていたな。 -- 名無しさん (2019-02-02 17 28 07) 好きなカードではあるんだが勅命さえ使われない今の環境じゃあな -- 名無しさん (2019-09-19 21 15 45) 名前が神のカードっぽい -- 名無しさん (2023-06-12 15 24 49) しれっとホルスがカテゴリ化したな。 -- 名無しさん (2023-09-16 05 58 28) ↑2 はげどう -- 名無しさん (2023-11-12 16 43 10) 竜がロックするのに対して神は除去っていうのも対照的だな -- 名無しさん (2024-05-19 08 03 23) 新ホルスは毎ターン復活するからリリース要員になるし、黒炎神はガーディアンスライムや不死鳥墓地に落とせるから、ラーとシナジーあるの良い。レベル6と8も -- 名無しさん (2024-08-21 02 14 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/5882.html
収縮薬 (シュウシュクヤク) 【薬】 相場 買値/売値: 備考 薬師、秘薬調合之りで作成 分類 価値 重量 特殊効果 薬 6 1.2 収縮 主な用途 飲むと身長が低くなる
https://w.atwiki.jp/mochewiki/pages/134.html
蚊忍者使用カード 効果モンスター 《軍蚊ブラッド・フォース》 《軍蚊ブラッド・コマンドー》 ▲画面の上へ エクシーズモンスター 《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》 ▲画面の上へ 魔法カード 《蚊学忍法・軍蚊マーチ》 《蚊学忍法・蚊炎放射》 ▲画面の上へ 罠カード 《蚊学忍法・蚊取り閃光》 ▲画面の上へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5472.html
登録日:2011/03/10(木) 11 41 22 更新日:2023/11/19 Sun 13 08 32 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ウルトラレア シリーズカード 天馬夜行 従属神 獣神機王バルバロスUr 神獣王バルバロス 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王R 従属神とは、遊戯王Rで登場したカード群である。 使用者は天馬夜行。 その多くはソロモン72柱の悪魔をモデルにしている。 現在OCG化しているカードでは、 神獣王バルバロス 神禽王アレクトール 神機王ウル の3枚が属している。 本来はカード群ではないのだが、設定の問題でこの項目ではカード群として扱う。 従属神とは神の従者のことであり、OCG化されている3体は名に王を持ち「従属神の中の王」と呼ばれる。 名前的に紛らわしいが神という訳ではなく、神に近いカード。 ……神の従者の割にヲーより強い? まぁ遊戯王ではよくあること 本編で言及されていないため推測の域を出ないが、『軍神ガープ』の効果から考えて恐らく原作では神属性、幻神獣族のいずれかに属しているものと思われる。 ※原作におけるガープの効果は、"手札にある神属モンスターカード1枚につき300ポイント攻撃力が上がる"というもの。 劇中ではアバターを晒すことで効果を使用したが、この効果に対応しているのが三枚しか無い邪神のみだとすれば余りにも使いづらいため。 そう考えると、ガープや『弓神レライエ』といった神と名の付くカードが従属神の中の王である三体に対する『従属神』のカテゴリのカードであるかも知れない。 以下、カードの紹介 ▼神獣王バルバロス 効果モンスター 星8/地属性/獣戦士族/ATK3000/DEF1200 (1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。 (2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。 (3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。 (4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドのカードを全て破壊する。 おそらく従属神の中では最も使われているカード。 元々の攻撃力を下げて妥協召喚する効果 生け贄を一体増やすことで相手フィールドをリセットする効果 の2つの効果を持つ。 妥協召喚しても攻撃力を戻せるため、ライフ1000を払い発動する永続罠「スキルドレイン」(フィールド上のモンスターの効果を無効にする)と相性がよい。 詳しくは該当項目で ▼神禽王アレクトール 効果モンスター 星6/風属性/鳥獣族/ATK2400/DEF2000 相手フィールド上に同じ属性のモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。 1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する。選択されたカードの効果はそのターン中無効になる。 「神禽王アレクトール」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。 原作未登場で、『R』コミックス5巻の付録カード。 相手フィールド上に同じ属性のモンスターが2体以上いるとき、特殊召喚する効果 1ターンの間フィールド上のカード1枚の効果を無効にする効果 フィールド上に1枚しか存在できない効果 の3つの効果を持つカード。 特筆すべきは2番目の効果。 単純にいえば生きる禁じられた聖杯である。 相手のロックカードを無効化して強行突破したり、自分のロックカードを無効にして自分だけ自由にプレイングしたり、相手の厄介なモンスターの効果を無効にするなど、汎用性は高い。 例を挙げるならば手札から魔法の発動を遅延させる「魔封じの芳香」、お互いのプレイヤーが特殊召喚無効に出来る「王宮の弾圧」などなど。 また、他の従属神のデメリット効果を打ち消すことができる。 自身の効果により特殊召喚することができ、通常召喚や墓地から特殊召喚することが可能なので手札に腐りにくい上、鳥獣の切札ゴッドバードアタックにも対応。 変わったところではダーク・シムルグのコストにもなる。 1枚しかフィールド上に存在できないのでデッキに何枚も積めないのが難点である。 ▼神機王ウル 効果モンスター 星4/地属性/機械族/ATK1600/DEF1500 (1):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。 (2):このカードが戦闘を行う場合、相手が受ける戦闘ダメージは0になる。 Vジャンプ定期購読の特典カードであり、入手は困難。なのだが…… 一言で言えば 不 遇 である。 効果により全体攻撃することができるが、相手にダメージを与えることができないデメリット効果も併せ持つ。 確かに下級モンスターのなかで全体攻撃できるモンスターは少ない。 更に種族はサポートカードの多い機械族。 それ故にこのデメリット効果なのだろう。 しかし、他の全体攻撃できる下級モンスターには、 攻撃力が100低い代わりにデメリットが無く、星3かつチューナーのジュラック・モノロフ エンドフェイズに手札に戻る代わりに攻撃力が100高く、オネスト対応の阿修羅 どう考えても下位互換である …でも他に比べての利点もあるし、そこを利用すればなんとかなるはず! スキドレで打点1600のモンスターに! オイルメンやブレイク・ドローで大量ドローできる! リミッター解除で相手フィールドを一掃できる! シュレツダー、マシンナーズ・フォートレス、スクラップ・リサイクラーに対応している! うん、やっぱ無理 そんなのでチューナーやオネストの利点に勝てたら苦労しない。 そもそもスキドレなんか使ったら全体攻撃もできないので、スキルドレインを使用するデッキにおいてバルバロスと一緒に投入されることはまずない。 しかし、KONMAIは見捨てなかった…… 原作においてバルバロスと融合した獣神機王バルバロスUrが存在し、そちらもOCGになったのだ! やったねウルちゃん! 以下、閲覧注意 ▼獣神機王バルバロスUr 効果モンスター 星8/地属性/獣戦士族/ATK3800/DEF1200 (1):このカードは、自分の手札・フィールド・墓地から 獣戦士族モンスターと機械族モンスターを1体ずつ除外して手札から特殊召喚できる。 (2):このカードの戦闘で相手が受ける戦闘ダメージは0になる。 ウル譲りの相手にダメージを与えられないデメリットこそあるものの、 緩すぎる特殊召喚条件に加え召喚制限がないので普通に通常召喚も可能。 ちなみに召喚制限のないモンスターでは最高の攻撃力を誇るカード。(*1) スキルドレイン下ならデメリットも踏み倒せるし、いざとなったら妥協召喚したバルバロスなどとオーバーレイしてしまってもいい強力なカードである。 ウル要素がデメリットの部分にしかなってない気がするが これでウルも救われ… …おい、ちょっと待て さて特殊召喚条件をもう一度見てみよう (1):このカードは、自分の手札・フィールド・墓地から 獣戦士族モンスターと機械族モンスターを1体ずつ除外して手札から特殊召喚できる。 …確かにウルとバルバロスで召喚できるものの、2種の融合だった原作と違い 別にウルである必要性が全くなってしまっているのである。 ……さて、ここにスキルドレインを使用するデッキにおいて、バルバロスと共に投入されるカードがある。 ▼可変機獣 ガンナードラゴン ★★★★★★★ 闇属性 機械族 ATK2800 DEF2000 このカードはリリースなしで通常召喚する事ができる。 その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。 スキルドレインと獣神機王バルバロスUrの相性が良いのは見ての通り。 またスキルドレイン下ではガンナードラゴンも生け贄無し打点2800として活躍できる。 機械族であり、バルバロスUrの素材にもなる。 もしウルとガンナードラゴンどちらを採用するか、と言われたら勝ち目がないのは火を見るより明らか。 これにより従属神において 神獣王>神禽王≧獣神機王>>>神機王 の構図が成り立っている。 どうしてこうなった…… 追記、修正宜しくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アレクトールの効果使ったモンスターバウンスしたらソイツの「手札から発動できる効果」って無効になるの? -- 名無しさん (2014-12-02 21 47 35) アレクトールに何度助けられたことか…効果の応用効いて面白いしほんとに良カードだと思う。なにより妥協バルバと同時に並べて効果発動させるとすごい様になって気分いい! -- 名無しさん (2015-02-17 22 07 53) アロマシムルグであれくトール出されたときは負けたけど感動したは -- 名無しさん (2017-01-20 10 10 10) ウル以外は今でも戦えるスペックなのにウルだけ当初から産廃ってウルさんが何をしたって言うんだ -- 名無しさん (2017-10-13 06 21 55) ウルは阿修羅の存在忘れてたとしか思えない -- 名無しさん (2017-10-13 07 53 56) ↑4 対象のカードのカード名は指定していない。以上 -- 名無しさん (2019-07-10 02 56 28) ウルはサイバーツインと違ってモンスター限定だからダメージ0は無くてもよかったんじゃ… -- 名無しさん (2021-11-02 21 02 18) 相手のガジェット全滅させながらダメージ与え、最悪リミ解でワンキル出来るってのを当時のコナミは重く見たんじゃないかな……じゃあサイバーツインやキメラテック・オーバーロードなんか出すなよって言われたら全くその通りなんだけど -- 名無しさん (2021-11-02 22 22 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22648.html
登録日:2011/05/25 Wed 23 33 37 更新日:2024/06/14 Fri 06 17 26 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 1998年 B・E・Wドラゴン KONAMI PS カードゲーム ではない キャラゲー ゲーム コナミ ゾーク ホーリーエルフ モンスターカプセル 合体 思考時間の長さ 懐ゲー 育成 遊戯王 遊戯王ゲームシリーズ 鮫トレ? 『遊戯王モンスターカプセル ブリード バトル』はコナミからPSで発売されたゲーム。 遊戯王の初のゲーム作品でもある。 CM さぁ… ゲームの! 時間だ。 モンスターを育てろ! へぇ~… 行くぞ、バトル! わぁ! プレイステーションソフト 遊戯王 モンスターカプセル …ブリード バトル。 遊戯と闇遊戯の掛け合いがメイン。キャストが東映版準拠なので緒方恵美の好演が光る。 その名の通り現在のOCGではなく、原作に登場した「カプセルモンスターチェス」をベースに「モンスターを育て、戦わせる」という育成ゲーム要素をプラスした作品。 モンスターも原作に登場したカプモンのキャラがベースだが、一応ブルーアイズやホーリーエルフなどM Wのモンスターも独自設定で登場している。 また、ジャンプ本誌ではゲーム発売に連動したモンスターデザインの公募企画が行われていた。 本作初出、OCG黎明期のカードとしてもおなじみ「タイホーン」はこの企画で誕生したモンスターだったりする。 ルール バトルに使えるコマは6個。勝負前にランダムに1つがきんのたま…ごに入る。 いつも主力モンスターが選ばれる?いつも通りじゃん。 お互いに1つずつコマを動かしていき、相手のコマを全滅させるかきんのたまごを5回攻撃すると勝ち。 モンスターごとに個性的な特技が使えるのも特徴。 ゲームモードは2つ+α。 バトルモード メイン。ストーリー形式のキャンペーン、CPU対戦、2P対戦の3つ。 ブリードモード モンスターを育てる。同時に6匹まで育成可。 卵、箱庭を選び、必死にボタンを連打して孵化する。 睡眠中はすごい暇 他にモンスターをコマにしたり図鑑を見たりできるモードがある。 モンスターを育てていくと最大5までレベルが上がり、さらに進化する。 初めて進化する時に進化をキャンセルすると次の進化の時普段より強い固体に進化する。 4分の1の確率でな しかし、この育成はわりと時間がかかる。 そしてめんどくさい。 そんなプレイヤーが行き着く方法。 それが 合☆体だ!!! まず適当に数体モンスターを作る。 そして合体させる するとそれなりに強いコマが手に入るわけだ。 そして勝負に勝つと相手のコマが入手できる。 つまり 合体したモンスターで相手をボコりつつ、1体忍ばせておいた雑魚モンスターと相手の強いコマをもらう。 そしてまた合☆体。 これを繰り返すだけであら不思議! 強いコマが。 合体の方法は、バトル中にコマを2つ重ねるだけ。 ストーリークリアだけならこれで充分だろう。 合体した後の名前は素材2つの名前をくっつけて生まれる。 ヤッのすけ てつゴン こんなんになる。まあ諦めよう。 登場キャラ(キャンペーン対戦順) なおゲームの開発はKONAMIであるが、声優は東映版準拠である。 武藤遊戯 最初に戦う相手だけあって低レベルモンスターばかり使う。 と思ってると鳥が鉄砲玉のように飛んでくる。 原作でモクバを撃破したあの必殺技であるが、フィールドの狭さもあって破壊力は十全とは言い難い。 城之内克也 若干強くなったがまだまだ苦戦するレベルではない。 真崎杏子 ファンシーなモンスターを使う。ホーリーエルフの特技で攻撃力とテンションがグングン下がる。 海馬モクバ このあたりからやや手強くなる。全体的にごつい 生意気な性格。 「ククク…なぁんだそのじぃんけぇい!」 獏良了 千年アイテムとかは持ってない。やたら硬いカメタルややたら痛い?マークのハテナンを使う。 クセのあるモンスターばかりだが、そこまで強くはない。 武藤双六 大体のモンスターが高レベル。ワイズマンの催眠術やドラボンの花火あたりが厄介。 このへんから思考時間が長くなってくる。 海馬瀬人 有名な社長の方ではなく嫌味なキャベツ頭の方。 倒しても復活したり超遠距離攻撃してきたりとかなり強い。 さらに社長の嫁、ブルーアイズまでいる。一度はここで挫折するだろう。 倒した後のムービーがかなりシュール。 闇遊戯 女性っぽい声(しかも小声)なうえ棒読みじゃない。(緒方恵美氏が声あて) Q.誰だこいつ? A.魔王様です。 アルマザウルスやダークドラゴンが凄まじい強さを誇る。 更に二回目からは、あのゾークまで使う。 そして何よりBGMが神。 本田がいない? 誰それ? 余談 遊戯王初のソフトと解説したが同時に特典でカードが付属した初のソフトでもある。 ただソフトが出たのは遊戯王OCGの前だったため付属カードもOCGのプロトタイプともいえるものだった。 封入されたカードも劇中に登場する青眼の白龍(*1)やホーリーエルフ以外は、本作のみに登場しOCG化されていないモンスターが多い。(*2) このカードは同様にOCG発売前に出たGBソフトの遊戯王1作目でも封入されたが、OCGが発売された後に出た2作目以降はOCGのカードが封入されている。 そのためこのカードは希少なのだがあまりプレミアはついていな…かったのだが徐々にその稀少性から人気の青眼など人気のカードは値が付き始めている。 なお1998年のGBソフト1作目体験会では「B・E・Wドラゴン」と「聖夜竜」名義でホーリー・ナイト・ドラゴンが配布、OCGカードでないにも関わらず流通数の少なさからプレミアがついている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] モンスターの育成が面倒でも進化すると楽しんだよなぁ -- 名無しさん (2016-08-29 06 15 41) 旧・声優陣が唯一聞けるゲームでもある。かなり貴重 -- 名無しさん (2017-04-11 01 21 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29531.html
登録日:2014/08/18(月) 14 33 19 更新日:2024/07/01 Mon 20 35 26 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 1ターンキル TOD ずっと俺のターン ソリティア デッキ ドグマブレード マッチキル 禁止カード 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキ項目 モブ「こっちのデッキは【MCV】。 そして手札には、《サイバーボッド》と《太陽の書》 おいおい、これじゃmeの勝ちじゃないか!」 ATM「それはどうかな」 セト「俺のターン!」 「《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》 召喚!!」 「ここからずっと俺のターン!!! ワハハハハ!!!!」 モブ「…スァレンダァッ!」 二人「だが断る」 「なぁにこれぇ」 …とあるデュエルスペースでの光景 (筆者註:MCVと戦うとこ以外は全て事実に基づくノンフィクションです)。 【ワールドトランス】とは、遊戯王オフィシャルカードゲームにかつて存在したコンボデッキの一つ。 【ドグマブレード】を母体としつつ、《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》を利用した無限ターンを可能とする。 遊戯王に存在するTOD(Time Over Death、詳しくは後述)のルールを悪用し、上手く回れば相手に一切ターンを回さずにそのままマッチ勝利まで持っていけるという、ソリティアの極みのようなデッキである。 ○TODって? このデッキを扱うには、「そもそもTOD(タイムオーバー・デス)とはなんぞや」ということを理解しなければならない。 一言で言うなら時間切れによる判定勝利を狙う戦法のこと。 そこで、ここはまず遊戯王における制限時間のルールについて解説したい。 ただし、あんまり細かいことを書くと難しくなりすぎるため、ここでの解説はあくまで雰囲気をつかむだけのものということをあらかじめお断りしておく。 詳しい話は、公式サイトやルールブックを参照して欲しい。 遊戯王OCGの公式大会では、マッチ戦を行う際の制限時間が定められている。公式の大会規定では40分。 なぜ、このような規定があるのかというと、あんまり長々と試合されても困るのがその理由だろう。 運営側もそんなに待っていられないし、1試合だけ極端に長ければ他の参加者はそれだけ待たされるわけなのでこれは仕方のない措置といえる。 (ちなみにとあるTCGでは、トーナメントの決勝戦だとこの制限時間がないので、決着に9時間(1ゲーム1時間×マッチ3戦×準々決勝~決勝まで3試合)かかった例もある) 大抵の試合は制限時間中にマッチ戦が終わるのだが、たまに制限時間内に終わらないこともある(盤面が膠着しちゃってお互いに何もできなくなったとか、プレイがやたら遅いだとか) そこで制限時間のある試合での勝敗に関するルールができた。制限時間が経っても勝敗が決まってないならエキストラターンやエキストラデュエルを行って勝敗をつけるというものだ。 そのルールの一つにこういうものがあった。「40分経っても一本目の決着が着いていないんなら、エキストラターンを行って、その後にLPが上のほうの勝ちにするよ(エキストラターン終わっても同じならサドンデス)」「もしそれがマッチの一本目ならそのままマッチの勝者にするよ」 これだけなら良かったのだろうが、あるプレイヤーが後者のルールを読んである事を思いつく。 「これマッチ一本目で制限時間いっぱい使ってしまえばマッチキルできるんじゃね?」 そう、このルールには穴があった。 その穴を悪用して先攻1ターン目にマッチキルを狙う戦法がTODである。 そしてこのワールドトランスとは、これを意図的に発生させることで、マッチ勝利の達成を目指すデッキである。 「マッチ勝利とはどういう意味を持つのか」については《ヴィクトリー・ドラゴン(遊戯王OCG)》のページも参照していただきたい。 その由来から、単純に「ワールドTOD」と呼ばれることも多いが、ここでは遊戯王wikiに登録されたデッキ名に従ってこう呼ばせてもらうことにする。 ちなみに「トランス」とは、このTODを利用したマッチ勝利を最初に目指したロックデッキのこと。 名前の由来は色々あるらしいけど、40分も延々と試合を続けさせられたせいで自分(と対戦相手)がトランス状態に陥るというふざけた説もあったりする。ちなみにデッキ創始者曰く「《現世と冥界の逆転》による永遠の輪廻転生をコンセプトとしたデッキであるとし、輪廻転生を意味する英単語transmigrationを略してトランスと命名したという」(遊戯王wikiより引用) ○ループ・コンボ さて、ここからは核となるループコンボについて説明させていただこう。 このデッキの目標は最初に述べたとおり《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》の効果を毎ターン発動することを目標としている。 《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》は「自分の場のモンスター2体を墓地に送ることで、次の相手ターンをスキップする」というとんでもない効果を持っている。 つまり、効果を毎ターン発動し続けることができればずっとオレのターンになるということだ。 だが、自分の場のモンスターを2体というコストは非常に重く、普通に使えば1・2ターン飛ばすのが限界である。 そのコストを用意するために利用されるのが《混沌の黒魔術師》と《次元融合》のループコンボ。 《混沌の黒魔術師》を除外する(場を離れる時強制的に除外される)ために利用されるのが《光帝クライス》。 こいつは戦士族だから《神剣ーフェニックスブレード》に対応する。 そこでまずは墓地にクライスを2体とブレード、フィールドに表の効果を得たワールド、手札に次元融合、除外ゾーンに混黒を用意する。これでループスタート。 ①クライス2体を除外してブレードを手札に戻す →②ブレードをセット、次元融合でクライス2体と混黒が帰還 →③混黒で次元融合を回収、クライスで混黒とブレードを破壊 →④ワールドでクライスをコストにターンスキップ →⑤ターンエンド。次のターンには①に戻る、という寸法。 後はクライスの効果で適当に相手のフィールドのカードを破壊し、 エキストラターンに身動きできなくなった対戦相手をアルカナフォースでボコってやれば、 マッチキル 完☆成☆である。 上記コンボだけだとデッキが尽きるので、《マジックブラスト》(セットしてクライスで破壊すればいい)で自分のドローを止める。もしデッキがなくなっていたら大抵入っているサイバー・ヴァリーか鳳凰神の羽根で墓地のカードをデッキに戻してやればいい。まあマジックブラスト自体が入っていないこともあるのだが。 《次元融合》のライフコストを補うため、《魔力倹約術》も張って置く。 さらにアルカナフォースを確実に表にするため、フィールド魔法の《光の結界》も必要になる。こちらも場合によっては必要ないこともあるが。 …なに? やっぱり「まるで意味がわからんぞ!」だと!? まあとりあえず、「《次元融合》使えばいっぱいモンスター出せるので、いろいろやって《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》のコストを揃えてずっとオレのターンデッキ」とでも思ってもらえれば結構かと。 ○コンボ達成への道のり このデッキの強みは、上記のコンボを先手第1ターンに成立させて、そのままマッチ勝利まで持っていくという圧倒的な決定力にあるが、 それ以前にコンボの構成要素が多すぎてコンボ自体が決まりそうにないと思うだろう。 だが、安心(?)してほしい。この手品には、ちゃんとタネも仕掛けもある。 そのカギを握るのが、かの有名な先攻1ターンKillデッキ、【ドグマブレード】である。 このデッキ、名前こそ《D-HERO ドグマガイ》+《神剣-フェニックスブレード》だが、その実態は「《サイバー・ヴァリー》+《混沌の黒魔術師》+《次元融合》のループコンボ」である。 そこに《魔力倹約術》を足せば無限ドローまで達成できることも知られてはいたが、【ドグマブレード】ではそこまでする必要はなかったのだ。(推理ゲートのおかげでマジエクの下準備が整うから) ちなみに混黒+《次元融合》のループに《魔力倹約術》を足したデッキとしては、それ以前にも【エアブレード】からの派生デッキである【アーチャーブレード】が存在していた。 そこでこの無限ドローコンボにより必要なパーツをかき集め、マッチキルさえも可能にしたのがこの【ワールドトランス】なのである。 元よりこのデッキ、「サイドデッキからの対策に脆い」という【ドグマブレード】の弱点を補うために生み出されたという事情がある。 これにより安定性自体は下がった(それでも結構高い)が、マッチキルというリターンはそれを補って余りある。 また、上記のループ解説と【ドグマブレード】のページとを比べてみてほしい。《混沌の黒魔術師》《次元融合》《光帝クライス》《神剣-フェニックスブレード》…と、その大半が共通していることに気づくだろう。 つまり、このコンボだけに必要なカードというのは思いのほか少ないし、無限ドローでデッキの全てを引ききれるのでそれらも一枚差しで十分。 しかも、その中の一枚の《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》は、混黒などと《トレード・イン》を共用できるというおまけつきである。 ○弱点 基盤は【ドグマブレード】なので、弱点もあちらと一緒。先手取れないと厳しいとか、結局事故ると全く動かないとか、対策カードとか。パーツもやっぱり高い。 だが、このデッキはマッチ勝利も可能なので、サイドデッキからの対策では無意味という強味がある。 またこのデッキ、巷では「かの【MCV】にも不可能な(「実質」のつかない)先攻1ターンマッチキルさえも可能なデッキ」と評され、それ自体は正しいのだが、一つ注意点がある。 それは、TODのルール上マッチキルが成立するのは一本目にコンボを成立させた場合のみだいとうことである。 よって「一本目を落としても二本目で問答無用にマッチ勝利に持ち込む」芸当はできない。 そのため、二本目に入ったときは潔くマッチ勝利を諦め、サイドデッキと入れ替えて構成のよく似た【エアブレード】か【ダークガイア】などに切り替えるほうが得策。 (このように、TCGではサイドデッキを利用してデッキの動きそのものを変化させることも時として行われる。アグレッシブサイドボーディングと言われる。) また、遅延目的の反則行為を指摘されかねないなど、何かとトラブルの元になりやすいデッキでもある。 TODのルールを完璧に理解し、自分の行為があくまで遅延行為でないことをジャッジに立証し、 相手の口撃に負けないようにする必要はあるだろう。 最悪、その後のリアルファイトにまで備えるという、場外乱闘まがいのことをしなければならない。 ←蟹「おい、デュエルしろよ」 で、当然の事ながらこのデッキは当時滅茶苦茶嫌われていた事でも良く知られる。 TCGの醍醐味であるカードの駆け引きを事実上否定するのもそうだが、毎回毎回制限時間いっぱい使うせいで大会の運営に支障をきたすため(*1)、プレイヤーのみならず大会関係者からも非常に嫌われていた。 遊戯王OCGの規定にはサレンダーに関するルールが存在しない事は有名だが、TOD目的のデッキだと判断されると例外的にサレンダーを認めるジャッジも結構多かったぐらいである(*2)。 その後、母体となる【ドグマブレード】が禁止カード指定により厳しい規制を受けたため、このデッキも仲良く消滅してしまった。 大会規定には遅延行為と思われるプレイに関する罰則規定が明文化され、多くの公認非公認大会において故意のTOD狙いと判断された場合、即座に敗北し場合によっては出禁という非常に重い罰則が与えられるようになった。 そのため現在使用する場合には、ノーリミットデュエルで使うか、遊☆戯☆王タッグフォースなどのゲーム作品に頼るしかない…、のだが、 ゲームではTODのルール自体が実装されていないため、マッチ勝利までは再現できないのが残念。 …まあ、《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》で「ずっと俺のターン」して俺TSUEEEE!ぐらいはできるので、ヒマなら試してみればいいかも。 案の定、ソリティア系パズルゲームとして見ればよくできているので。 最後に、このデッキを使う上での注意点を纏めておこうか。 練習が大事! このデッキは適当にネットでコピーデッキを拾ってきたらすぐに回せるほどの甘いデッキではありません。 まずは前身の【ドグマブレード】から回してみて、ある程度決まるようになってからチャレンジしましょう。 その後このデッキを動かすことができるようになったらいろいろな状況に対応できるようにやり込まないとループに持ち込めずに負けてしまうことが多いので注意。練習あるのみ。 フリー対戦では使わない! 友だちを失くします。まあそもそも上記の通り一般的なリミットレギュレーション下では組むことすら無理なのだが。 使用する際は許可を取るなど、相手の了解を得てからにしよう。 【ワールドトランス】は用法・用量を守って正しくお使いください。 お兄さんとの約束だぞっっ!! 追記・修正は遊戯王で「ずっと俺のターン」したことのある人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] だが断るに!は付かないよ、しかも自分に有利な提案蹴ってるわけでもないし。完全にゴヨウだ -- 名無しさん (2014-08-18 14 48 39) ペンデュラム召喚悪用すれば再現出来そうに思えるのは気のせいだろうか…? -- 名無しさん (2014-08-18 14 54 38) ↑きっと満足民が再現してくれる -- 名無しさん (2014-08-18 15 21 33) ↑3 分かってる人にはその通りなんだけど、普通「(自分の勝利が決まる)サレンダーを蹴る」なんてありえんだろ? つまりこれは一種の皮肉だ。ちなみに感嘆符は上に揃えただけ。 -- 名無しさん (2014-08-18 15 29 28) ↑どのみち勝つから変わらん。というか本当に元ネタの場面わかって言ってるのか? -- 名無しさん (2014-08-18 15 40 32) トランスと聞くとつい某えっちぃのは嫌いですの人が思い浮かぶ -- 名無しさん (2014-08-18 15 47 48) ↑3 サレンダー受け入れるとマッチキル成立しないから拒否したんじゃない? -- 名無しさん (2014-08-18 17 03 55) 魔法剣士ネオの進化形がトランスだから、あのトランスを使うんかと思たで… -- 名無しさん (2014-08-18 17 12 04) 大会でも使われたデッキだけど、四回中二回デッキが崩れてマッチキルを抜けられてるんDA!遊戯王のデッキ崩しはサレンダーだって、よくわかるだろう? -- 名無しさん (2014-08-18 18 27 41) ↑正確には「拒否出来ないサレンダー」だな、当時は。 そもそもMCVとかワールドトランスなんて最早ゲーム性が崩壊してる戦術だからなぁ。 公式大会のマナーが最悪だった、と言う意味では黒歴史に近いからなぁ。 -- 名無しさん (2014-08-18 18 34 33) ↑デッキ崩しは審判とTPの癒着の象徴という意味でも黒歴史だからな。後、この手のデッキをフリーならともかく大会で使うことを責めるのは流石に筋違いだと思うんだ。そもそもルールの穴塞がないコンマイが元凶だし。 -- 名無しさん (2014-08-18 18 57 14) 相手がデッキ崩して負けか……ある意味【デッキ破壊】だなw -- 名無しさん (2014-08-18 20 16 28) ↑破壊というよりは崩壊が正しいけどなw -- 名無しさん (2014-08-19 15 58 38) ↑モラル崩壊の方が正しい気がする。 今じゃターンに時間制限ついたし、もう二度とこんな悲劇はないだろう… -- 名無しさん (2014-08-19 17 04 55) 試合に9時間ってそれなんの冗談 -- 名無しさん (2014-09-23 03 33 54) ↑MtG。とあるプレイヤーが長考で有名で、一試合3時間×マッチ戦3本で9時間かかった。MtG wikiにも載ってる。 -- 名無しさん (2014-09-23 03 48 24) MTGのmomaが人道的に見えるレベルのモラル破壊デッキ。全TCG見渡してもここまで相手を苦痛に染めるデッキは存在しない。 -- 名無しさん (2014-12-02 21 16 47) ↑○○○「わぁい、コンボー」 -- 名無しさん (2015-01-08 16 37 16) 高確率で45分間相手のソリティアを見せつけられ続けるってことか…… -- 名無しさん (2015-01-08 16 52 06) マッチサレンダーを採用しよう -- 名無しさん (2015-01-08 21 16 30) ↑3 あれはほとんどが「決められる方が悪い」レベル。ワールドトランスは1ターン目に普通に決まるからタチが悪い -- 名無しさん (2015-01-13 16 06 57) これ、【トランス】と【ワールドトランス】が混ざってますねえ。もう1マッチは40分になってるし、ルール改正でエキストラウィンの意味変わってるし。直したけど中途半端かな -- 名無しさん (2016-10-31 12 09 02) そもそもTODは戦法のことでルールじゃないし。うーん、じっくり直していくしか無いか -- 名無しさん (2016-10-31 12 10 00) 修正。制限時間のルール変更についても書いたほうがいいかなあ -- 名無しさん (2016-11-01 10 27 10) 追記・修正は遊戯王で「ずっと俺のターン」したことのある人がお願いします。 って書いてあったから当時のワールドトランス側の視点で書いたんだけど、なんでエアプがウキウキで書いた雰囲気すらつかめてない記事に差し戻されてんですかね… -- 名無しさん (2020-08-13 10 06 20) お前がマナー違反をウキウキで正当化してるからだよ -- 名無しさん (2020-08-13 10 14 55) 現在公認非公認問わず禁止されてるような戦法を肯定的に書くのは流石に良くない。中立的な視点からの記述ならば良かったけどTODを正当化して当時の主流派を下げるような記述は良くないでしょ。 -- 名無しさん (2020-08-13 10 25 53) これ相談所案件では -- 名無しさん (2020-08-14 15 53 48) 最上級モンスターいて相手ターン完全に封じてられるんだからそのまま殴れよ…初めに考えた人はそんなに三本勝負自信なかったのか -- 名無しさん (2022-03-20 10 59 27) ↑トランスの考え方がもう完全に過去の遺物になってて安心した。バカにしてるわけじゃないんだけど、無知に安心するってこういうこと言うんだな… -- 名無しさん (2022-03-20 20 55 30) ↑2 この記事全部読んでその結論に至れるのは逆に凄い。凡人には出ない発想 -- 名無しさん (2022-03-20 21 42 29) よく見ると冒頭の相手がVドラ使う気満々なのね 少し前のレギュレーションとはいえ環境が悪い意味で世紀末か -- 名無しさん (2022-03-21 01 12 11) そもそもゲームはお互い楽しくやるものって前提をKONAMIが信じすぎてしまったから生まれた悲劇 -- 名無しさん (2024-07-01 20 35 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/38155.html
登録日:2017/10/26 Thu 02 26 45 更新日:2024/09/23 Mon 00 50 00NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 エレキ コントロール サンダー・ドラゴン スプライト ライオウ ライゼオル ロック 光属性 双頭の雷龍 種族 遊戯王 遊戯王GX 遊戯王OCG 遊戯王OCG種族項目 遊戯王ZEXAL 降雷皇ハモン 雷 雷族 雷魔神-サンガ 電気 電池メン 天駆けるイカヅチよ! 漆黒の大気を貫き、その雷撃で大地を燃やせ! 雷族とは、遊戯王OCGに存在する種族の1つである。 概要 放電能力を持つ生物や雷雲、乾電池に至るまで「電気」に関連するモンスターが属する種族である。 なお、よく間違えられるが読みは「かみなりぞく」ではなく「いかずちぞく」である。かみなりじゃないわ! 電気の持つイメージからか、属するモンスターは大半が光属性。 種族としてはマイナーであるためアニメ・漫画での使用者は少なく、アニメGXの雷丸と漫画ZEXALのサンダー・スパークぐらいしかいない。 しかも雷丸は雷族を「かみなりぞく」と読んでいた ちなみに冒頭の口上は《ライトニング・トライコーン》という 獣族 のシンクロモンスターのものである。 約四半世紀の時を経て雷族の使い手が登場したが、その時にはそもそものカードプールが変わってしまっていたと相変わらずの不遇であった。 特色 相手の行動を制限することを遊戯王では「制圧」というが、その制圧を(ほぼ)単独で実現可能な効果を持つカードを擁する種族。 そういった役割はたいてい高レベルのシンクロモンスターや高ランクのエクシーズモンスター等が担うのが常だが、雷族はこの効果を下級モンスターや簡単に出せるモンスターが持っているという点で唯一性がある。 特に、「サーチをさせない」《ライオウ》および《超雷龍ーサンダー・ドラゴン》の存在は大きく、雷族という集団の一翼を担う存在となっている。 汎用的でこそないが、「レベル2、ランク2、リンク2を出させない」縛りを相手にも強要するスプライト、伏せカードを全否定する《電光ー雪花》といった特徴的なカードもここに属する。 この層の偏りのおかげで、「相手の行動を防ぐ制圧盤面を、少ない手数でいい感じに実現できる」という独自の利点が光る種族。 手数が少ないが故に、「手札切れになりにくい」というのも長所のひとつである。 だが、サポートを受けづらい雷族だからこそ強力なカードを授けられたのか、あるいは雷族がそういう連中の吹き溜まりだったのかは定かでないが、 「雷族サポートカード」の量は2024年現在においてもはっきり言って貧弱で、カテゴリデッキを使う「ついで」として雷族を乗っけてもらうのが常。 展開力も、ないわけではないが機械族やサイバース族やアンデット族といった上位陣とは大きく引き離されている。 カードプールが少ない分長期戦に持ち込むスタミナにも自信がなく、一度布陣を崩された後の巻き返し能力にも難がある。 それと、レベルや攻撃力を指定するサポートカードが多い関係上全ての雷族が同じサポートを受けられる訳ではない。 デッキ構築の際は、採用するカードはよく吟味しよう。 代表的なカード ・《降雷皇ハモン》 自分フィールドの表側表示の永続魔法カード3枚を墓地へ送って特殊召喚できるという召喚条件を持つ最上級モンスター。 三幻魔と呼ばれるモンスター群の1体でもあり、雷族では元々の攻撃力・守備力共に最大の記録を持つ。 4000という高い攻撃力に加え、相手モンスターを戦闘破壊すると相手に1000ダメージを与える効果も持つ攻撃的なモンスター。 雷族サポートの永続魔法は3種類あるが、あまり使いやすいカードではないのでこのカードの為に無理に採用する程ではないか。 種族を統一するならば《一族の結束》などと併用したり、ロック効果を持つ永続魔法を採用してロックデッキに寄らせてみるといいかもしれない。 ・《ライオウ》 デッキからのサーチを行えなくする効果と相手モンスター1体の特殊召喚を無効にする効果を持つ。 サーチや特殊召喚を行わないデッキは現環境ではほぼ存在しないため、多くのデッキに刺さるモンスター。 おまけに下級アタッカーとしても水準以上の攻撃力を持ち、戦闘にも強い。 とても優秀なモンスターだが、サーチを行えなくする効果はお互いのプレイヤーに適用されるため、自分もサーチできなくなる点には注意。 また、 特殊召喚を無効にする効果は、「モンスター1体のみをチェーンブロックに乗らない方法で特殊召喚する場合」にのみ発動できる 。 つまり、 「《死者蘇生》などのチェーンブロックに乗る効果」や「ペンデュラム召喚で2体以上特殊召喚する場合」は無効化できない ので注意(*1)。 この辺は複雑なルールなので、公式ルールブックや非公式Wiki等も参考にしてほしい。 ・《創世神》 手札1枚と引き換えに、自分の墓地のモンスター1体を特殊召喚できる最上級モンスター。 効果は1ターンに1度しか使えないが特殊召喚するモンスターに制限は一切ない。 青眼の攻撃にも耐える高い守備力を持ち戦闘面でも強固だが、 墓地から特殊召喚できない誓約を持つために重く、効果耐性も持たないので効果破壊が豊富な現環境ではうまく活用するには何らかのサポートが欲しい所。 環境で活躍した事は残念ながら無いが、2006年頃の選考会に このカードで《D-HEROディスクガイ》を何度も蘇生させて大量のハンドアドバンテージを稼ぐことを目的としたデッキが登場したことがある。 ・《雷帝ザボルグ》/《轟雷帝ザボルグ》 帝モンスターの光属性担当。モンスターを破壊する効果を持つ。 モンスターを用いないデッキはほとんど無いため腐りにくい効果ではあるのだが、 モンスターを破壊するだけならアドバンス召喚をするまでも無い、という場面が多いためあまり使われない。 しかし《轟雷帝ザボルグ》はお互いのEXデッキを大量に破壊するというユニークな効果から様々なコンボに活用される。 ・《サンダー・シーホース》 自身を手札から捨ててデッキから攻撃力1600以下の雷族・光属性・レベル4の同名モンスター2体を手札に加える効果を持つ下級モンスター。 サーチ先の条件指定が多いが、該当のステータスを持つ雷族は豊富なので選択肢には困らない。 効果を1ターンに1度しか使えず、そのターン内の特殊召喚も放棄しなければならないが、 1枚の消費で2枚のカードを手札に加えられる非常に優秀なカード。 ・《雷魔神-サンガ》 相手に攻撃された時に攻撃モンスターの攻撃力を1度だけ0にできる効果を持つ最上級モンスター。 ゲート・ガーディアンのパーツ。原作に登場したので高い知名度を持つ。 雷族サポートとのかみ合いはあまりよくないが、光属性サポートを受けられるのでその方向でなら採用の余地もあるかもしれない。 ・《ザ・カリキュレーター》 自身の攻撃力を自分フィールドのレベルの合計×300アップする効果を持つ下級モンスター。 高レベルのモンスターを用意したりモンスターのレベルを上げるごとに面白いように攻撃力が上がる。 レベルの上がり幅が倍以上になる「幻獣機」との組み合わせは一興。 攻撃力が?でレベルが半端なので手元に引き込んでくることさえ難しく安定性は低いがロマンは充分。どれだけ攻撃力を上げられるかチャレンジしてみるのも面白いだろう。 後に亜種である《ザ・キャリブレーター》と《ザ・アキュムレーター》が登場したが、攻撃力の上昇が難しいので影が薄い。 ・《サンダー・ドラゴン》 自身を手札から捨てる事で《サンダー・ドラゴン》をデッキから2枚までサーチできる効果を持つ上級モンスター。 上級モンスターの割に貧弱なステータスであるが、このカードの真価はデッキ圧縮と手札枚数増強を同時に行えるという点。 デッキから持ってきた《サンダー・ドラゴン》は別の効果のコスト等に使うと無駄がない。 後にテーマデッキ化、多数の派生モンスターが登場した(下記参照)。 ・《双頭の雷龍》 融合モンスター。素材は《サンダー・ドラゴン》2体。 《サンダー・ドラゴン》の効果によって自力で素材を揃えられるので融合召喚が容易であり、攻撃力も2800と高い。 効果を持たない融合モンスターとしては非常に扱いやすい1枚。 しかし融合ギミックを投入しなければいけない都合上、雷族統一デッキでの採用はやや厳しいか。 だがゲーム作品では… ・《雷仙人》 リバース時に3000ライフを回復するが、逆にフィールドから墓地へ行ってしまうと 5000ライフを失う ハイリスク・ハイリターンの極みと言えるモンスター。 あえて相手へ送り付けて《自爆スイッチ》のトリガーに使ったり、エクシーズ素材に変えてリスクを踏み倒したりと意外に使い道は多い。 なおリメイク版に《雷仙神》が存在し、こちらは「ライフ3000払って手札から特殊召喚できるが、その特殊召喚後に相手から破壊されると5000回復する」という効果。 ・《光の精霊 ディアーナ》 17年ぶりに登場した精霊シリーズの光属性担当にして、相手エンドフェイズに1000LP回復する効果を持つモンスター。 雷族・光属性・レベル4であることから光天使(遊戯王OCG)やサンダー一家などでは相性が良いが、《混沌のヴァルキリア》の方が十分足りてしまうことが多い。 イラストに羽のようなモチーフと輝く純白のドレスを身に纏った清楚的なお姫様。稲光などの演出もない故に、見た目は天使族にしか見えなくもないがれっきとした雷族である。 ・《ミスト・ウォーム》 レベル9のシンクロモンスター。 シンクロ召喚時に相手フィールドのカードを3枚まで手札に戻す効果を持つ。 効果自体はかなり強力なのだが、同レベルで要求素材が同じ《氷結界の龍 トリシューラ》という強力なライバルも存在する。 仮想敵やデッキの内容に応じて使い分けたい。 ・《電光千鳥》 ランク4のエクシーズモンスター。 エクシーズ召喚時に相手フィールドのセットされたカード1枚をデッキの一番下に戻す効果、 1ターンに1度素材を1つ取り除き相手フィールドの表側表示カードをデッキの一番上に戻す効果を持つ。 再利用の難しいデッキボトムへのバウンスとドローを固定するデッキトップへのバウンスを行える強力なモンスター。 問題は攻撃力が1900とやや低い点と、素材が風属性限定である点。 雷族には風属性レベル4のモンスターはほとんどいないため、【雷族】に組み込むのは至難。 ・《常夏のカミナリサマー》 リンク2のリンクモンスター。 相手ターンに手札1枚をコストとしてリンクモンスター以外の雷族モンスターを自身のリンク先に蘇生する効果を持つ。 発動タイミングは相手ターンに限定されているものの蘇生対象はリンクモンスターでなければなんでもOKという大盤振る舞い。 ・《バッテリーリサイクル》 墓地の攻撃力1500以下の雷族モンスター2体を手札に加える魔法カード。 《サンダー・シーホース》同様1枚の消費で2枚のカードを手札に加える事ができる。 電池メンしか回収できない代わりに対象の攻撃力を問わない急速充電器もあるので、デッキによって使い分けるといい。 ・《雷電娘々》 丸藤翔の乗り物。 自分フィールド上に光属性以外の表側表示モンスターが存在すると破壊されてしまうデメリットアタッカー。 雷族下級アタッカーとしてなら、同じステータスでサーチ・特殊召喚のメタ効果を持つ《ライオウ》の方が扱いやすい。 一応、【雷族】や【光属性】で下級アタッカーとして《ライオウ》を採用できない場合なら候補にあがるか。 そんな彼女だが、このカードには真の存在価値がある……。 雷族テーマ ・電池メン 雷族・光属性で統一されたテーマ。初めて登場した雷族テーマでもある。 カードの種類は多くないもののモンスターの個性が豊かであるため、様々なタイプのデッキに派生できる。 現時点では主に充電池メンの攻撃力を上げて一気にライフを削る「充電池メン軸」、 単三型を地獄の暴走召喚等で展開して漏電で相手の場を全滅させた上で攻撃をしかける「単三軸」、 単四型をベースにシンクロ・エクシーズ・リンク召喚を重ねる「単四軸」の3つのデッキタイプが存在する。 デッキタイプに合わせて採用するカードを変えられる柔軟性を持つため、雷族デッキを組む場合はこれを軸にするといいかもしれない。 ・エレキ 直接攻撃できる効果を持った雷族・光属性統一テーマ。 直接攻撃で相手にダメージを与えた時にメリットを発生させる効果を持っているので、まず直接攻撃をしなければ始まらない。 元々直接攻撃できるために攻撃力は3桁~1000ちょっとしかないが、 逆に《サンダー・シーホース》や《バッテリーリサイクル》等優秀なサポートを受けやすいメリットになっている。 ・サンダー一家 雷族・光属性・レベル4のモンスターシリーズ。 モンスターを手札から展開する《OKaサンダー》と《Otoサンダー》、デッキからサーチする《ONiサンダー》、墓地から回収する《ONeサンダー》の4体。 それぞれの効果は自身とカード名が異なる雷族・光属性・レベル4というステータスの指定(《ONeサンダー》は加えて攻撃力1600以下)があるが、 サンダー一家は全てその条件を満たしているのでお互いに展開・サーチ・サルベージを行う事ができる。 もちろん他の雷族のサポートにも活用できるし、《サンダー・シーホース》にも対応しているのでかなり使い勝手がいい。 《ONeサンダー》と《OKaサンダー》はビジュアル面での人気もある。 ・サンダー・ドラゴン 初代サンダー・ドラゴンの登場から実に18年半もの歳月を経てテーマ化。 サンダー・ドラゴン系同士のシナジーが強いのは当然だが、雷族を指定する効果もいくらかあるので出張も不可能ではない。 手札で発動する効果と除外に関する効果を多く持つ。 高い制圧力を持ち登場直後は大会で結果を残す活躍も見せた雷族の大型新人(出世頭?)と言えるが、 《サンダー・シーホース》や《バッテリーリサイクル》といったこれまでの雷族便利カードとの相性はさほど良くないため、 既存の雷族デッキとは違う構築を要求される。 ・スプライト 烙印世界の物語を描いたテーマの一つ。闇属性または炎属性の雷族モンスターで設定されている。 属するカードは「レベル2・ランク2・リンク2」及びそのモンスターをサポートする効果構造になっており、【ガエル】を始めとする他カードとも密なる連携を得意としていた。 その一方で「雷族」に関する効果は無く、また種族サポートも採用されづらいため「雷族テーマ」という印象は薄い。 展開力と制圧力を両立させる恐るべきテーマで、漠々たるインフレを巻き起こした2022年の急先鋒を勤め上げた。 ・ライゼオル デッキビルドパック産の「炎属性・雷族」または「光属性・炎族」モンスターで統一されたテーマ。 「高い展開力」と「ランク4XしかEXデッキから出せない」制約を兼ね備え、様々なランク4Xモンスターを使いこなす。 動きが単純で分かりやすく、それでいて強力なランク4を存分に使いまくる強さは、大会環境でも通用している。 ゲームにおける雷族 かつてのOCGとはルールが異なるゲームにおいては、非常に優秀な種族として知られた。 当時の融合システムは「モンスター2枚以上を重ねて場に出す事で、種族の組み合わせに応じた融合モンスターに変化する」というもの。 この方法で呼び出せる最強モンスター《双頭の雷龍》の素材として雷族が必須だったためである。 例えば、《プチリュウ》(攻600)+《ダーク・プラント》(攻300)→《密林の黒竜王》(攻2100) 《密林の黒竜王》+《ララ・ライウーン》(攻600)→《双頭の雷龍(攻2800)…という流れで、弱小モンスターから最強クラスのモンスターを呼び出すことができた。 当時のプレイヤーは雷族を引き当てると大喜びでデッキに投入したものである。 相手はこのページを閲覧している限り、他のページの追記・修正ができない。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ハンドを稼ぎやすい印象。手札抹殺が結構いい手札にしてくれる時がある -- 名無しさん (2017-10-26 02 46 16) かみなり族の方が言いやすいよな -- 名無しさん (2017-10-26 03 55 36) こっちは普通にかみなりって読んでたわw そこんとこよろしく頼まれないと…… -- 名無しさん (2017-10-26 09 02 47) これも水・炎と並ぶ「属性っぽい種族」だよな。まあ、遊☆戯☆王には雷属性はないけど -- 名無しさん (2017-10-26 13 05 50) ごく初期の頃は風属性に対応してた感じが、ザボルグが出た辺りからすっかり光属性のイメージに… -- 名無しさん (2017-10-26 18 59 00) ゲームネタとはいえ娘々の説明ひっでぇwww -- 名無しさん (2017-10-27 01 21 29) かなり大量に追加されたから色々編集しないとね、専用リンクや新規テーマはともかくそこそこ有能なアイドルカードまで追加されるとは -- 名無しさん (2018-07-13 19 26 18) アニメではほとんど使い手がいなかった気がする -- 名無しさん (2021-06-10 16 40 04) 今更この項目で「いかずちぞく」である事を知る -- 名無しさん (2021-06-10 16 47 58) 今だとスプライトという強力な集団を擁する種族になってしまった。スプライトはレベル・ランク・リンク2サポートで雷族サポートは無いけど -- 名無しさん (2023-06-07 01 47 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yuugiousougou/pages/19.html
全41枚 価格:1050円(税込) 構築済みデッキ 1セット ルールブック 1冊 プレイングガイド1部 デュエルフィールド1枚 新カード?枚 ストラクチャーデッキ中級者向けテーマデッキ 第25弾 高い人気を誇る「青眼の白龍」がテーマの構築済みデッキ 収録枚数が41枚に増え、レアカードの収録枚数がアップ(ウルトラレア2枚/スーパーレア2枚) 復刻カードも多数収録 【新カード】 SD25-JP005「青き眼の乙女」星1 光 魔法使い族・チューナー 0/0 このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードがカードの効果の対象になった時に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。「青き眼の乙女」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 SD25-JP006「暴風竜の防人」星1 光 ドラゴン族・チューナー 500/200 レア 自分のメインフェイズ時、手札または自分フィールド上のこのモンスターを、装備カード扱いとして自分フィールド上のドラゴン族の通常モンスター1体に装備できる。このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。また、このカードの装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。 SD25-JP020「竜の霊廟」通常魔法 デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。墓地へ送ったモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。「竜の霊廟」は1ターンに1枚しか発動できない。 SD25-JP021「銀龍の轟咆」速攻魔法 自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。「銀龍の轟咆」は1ターンに1枚しか発動できない。 SD25-JP034「竜魂の城」永続罠 1ターンに1度、自分の墓地のドラゴン族モンスター1体をゲームから除外し、自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで700ポイントアップする。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、ゲームから除外されている自分のドラゴン族モンスター1体を選択して特殊召喚できる。「竜魂の城」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。 SD25-JP040「蒼眼の銀龍」星9 光 ドラゴン族・シンクロ 2500/3000 ウルトラレア チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上 このカードが特殊召喚に成功した時に発動する。自分フィールド上のドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、カードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない。また、1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動できる。自分の墓地の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。 【再録カード】 SD25-JP001「青眼の白龍(石版イラストver.)」ウルトラレア SD25-JP002「???」 SD25-JP003「アレキサンドライドラゴン」 SD25-JP004「ガード・オブ・フレムベル」 SD25-JP007「ダークストーム・ドラゴン」 SD25-JP008「???」 SD25-JP009「???」 SD25-JP010「神竜 アポカリプス」 SD25-JP011「ハードアームドラゴン」 SD25-JP012「伝説の白石」 SD25-JP013「正義の味方 カイバーマン」 SD25-JP014「創世の預言者」 SD25-JP015「カイザー・シーホース」 SD25-JP016「オネスト」 SD25-JP017「シャインエンジェル」×2 SD25-JP018「増殖するG」 SD25-JP019「レベル・スティーラー」 SD25-JP022「滅びの爆裂疾風弾」 SD25-JP023「竜の渓谷」 SD25-JP024「テラ・フォーミング」 SD25-JP025「巨竜の羽ばたき」 SD25-JP026「トレード・イン」 SD25-JP027「調和の宝札」 SD25-JP028「馬の骨の対価」 SD25-JP029「戦線復活の代償」 SD25-JP030「ワン・フォー・ワン」 SD25-JP031「死者蘇生」 SD25-JP032「クロス・ソウル」 SD25-JP033「エネミーコントローラー」 SD25-JP035「デモンズ・チェーン」 SD25-JP036「鎖付きブーメラン」 SD25-JP037「ダメージ・コンデンサー」 SD25-JP038「リビングデッドの呼び声」 SD25-JP039「王者の看破」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25364.html
登録日:2011/09/26 Mon 21 52 45 更新日:2024/07/14 Sun 07 51 19 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 クズカード←おい、デュエルしろよ バニラ 六武衆 嘘項目 地属性 影武者 戦士族 星2 紫炎 通常モンスター 遊戯王 遊戯王DM 遊戯王OCG 《紫炎の影武者》 星2 攻撃力800 守備力200 地属性 戦士族 このカードが召喚に成功した時、自分のフィールドに表側表示で存在する「紫炎」、または「六武衆」と名のつくカード1枚につきこのカードに武士道カウンターを1つ乗せる。 このカードをリリースすることでこのカードに乗っていた武士道カウンターの数以下のレベルを持つ「紫炎」、または「六武衆」と名のつくモンスターカード1枚を墓地から選択して手札に加える。 《紫炎の影武者》とは遊戯王OCGのカードである。 紫炎の名を持つ効果モンスターで、召喚された時に自身に武士道カウンターを乗せる誘発効果と自身をリリースすることで墓地の紫炎、または六武衆をサルベージする効果を持つ。 一見すると便利に見えるがよく見ると微妙である。 まず、召喚された時に激流葬などを使われるとサルベージ効果が使えない。 次に、フィールドに他のモンスターがいないとカウンターが1つしか乗らないためサルベージできるのが紫炎の寄子しかなくなる。最大でもカウンターは5つしか貯まらないので結局範囲が狭い。 また、通常召喚の権利を使ってしまうので、真六武衆の大量展開を阻害してしまう。 止めに、戦士の生還という上位互換とも言えるカードが存在すること。 これらの点から、サルベージ効果を期待するプレイヤーはほとんどいなかった。 しかし、前半の効果により、場合によっては大量に武士道カウンターを乗せられるので、六武の門が無制限だったころは後半の効果を無視して六武の門のサポートカードとして使う方法がとられていた。 しかし、六武の門が制限カードになったため、再び出番を失った。 追記・修正よろ △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- * * * + うそです n ∧_∧ n+ (ヨ(*´∀`)E) Y Y * 《紫炎の影武者》 星2 攻撃力800 守備力200 地属性 戦士族 通常モンスター 通常モンスター 紫炎の影武者は遊戯王OCGのカードである。 それも最初期のカードである。 彼は当時から、ブルーアイズなどの影に隠れて、既に見向きもされない微妙なバニラカードの一枚に過ぎなかった。 このまま、何もなく終わると誰もが思った……いや、このカードについて考える人すらいなかっただろう。 しかし、数年後、シエンの間者という魔法カードが登場。 古参のプレイヤーは、そういえば昔、紫炎の影武者っていたなあ、と思い返した。 更に、影武者の登場から六年半後、ついに君主である、天下人・紫炎が登場。 その後、六武衆と大将軍・紫炎が登場。 更に真六武衆の登場により、紫炎は第7期環境最強のカテゴリーとなった。 とはいえこのカードの英語版は例によってShienのカテゴリから漏れている、というオチがついたりする たった一人の影武者の水面下での努力が実ったと言えよう。 まあ、彼の出番が増えたとかそういうことは全然無いんですけどね! 一応レベル2のバニラの中では攻撃力が高めなのだが、同じレベル2・地属性・戦士族のバニラには攻守共に上回るドローンがいる。 ブラック・ガーデンとの相性が良いことを活かせなければこちらを採用するメリットは特にない。 でも、まあ、六武衆デッキに彼を入れてあげて、昔を思い出すのもたまにはいいんじゃない? え、どうせなら事実上のリメイクである六武衆の影-紫炎を入れるって? ◎アニメでの活躍 実は、彼は アニメ・デュエルモンスターズで最初に登場したカードなのである。 デュエルモンスターズの第一話は武藤遊戯と城之内がカードで遊ぶところから始まる。 遊戯「さあ、じょうのうちくんのターンだよ。(棒)」 城之内「よっし、これで、バトル!」 このとき、城之内が出したキャードこそが紫炎の影武者である。 遊戯王シリーズは彼無くしては始まらなかったに違いない。 彼がいなければ、十代もユベルも三沢も遊星もジャックも鬼柳もZ-ONEも遊馬もシャークもオボミーナ・シャイニング・ロマノフもいなかったと言っても過言ではない。 おそらく、パラドックスも彼が最終目標だったのだと考えられる。 追記・修正はツァン・ディレちゃんと一緒にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 攻撃力が無駄に高いんだよなぁ -- 名無しさん (2013-11-23 13 44 08) 嘘記事なのにしょっぺえ・・・・・・ -- 名無しさん (2013-11-29 06 18 40) なんという現実味のある嘘記事 -- 名無しさん (2013-11-29 08 28 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/50748.html
登録日:2022/03/28 Mon 16 08 10 更新日:2024/09/23 Mon 20 01 07NEW! 所要時間:格納部を読まない場合約16分、全て読むなら約49分で読めます ▽タグ一覧 Vジャンプ ウェッジホールディングス 佐藤雅史 勝負はガチガチ 漫画 遊佐尚磨 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGストラクチャーズ 遊戯王作品リンク 集英社 構築開始(ストラクトスタート)!! 遊戯王OCGストラクチャーズとは、Vジャンプにて2019年8月号から連載中の漫画。 マンガは前作・前々作から代わって漫画版5D sを描いた佐藤雅史先生、デュエル構成を遊戯王の関連書籍の制作等を行っているウェッジホールディングス株式会社が担当している。 既刊5巻。 概要 特徴 登場人物主人公関係 元小学生デュエル四天王 サテライト・ショップ関係者 県立洲斗高等学校OCGデュエル部 戸津諷学園デュエル部 その他 作中で行われたイベント・大会 概要 前作のARC-Vの終わりも近づき、次はVRAINSの漫画化かと思われていたのだが、始まったのはどの漫画・アニメ作品も下地にしていない、遊戯王OCGそのもののコミカライズというべきもの。 今までの漫画作品にはなかった様々な要素が話題を呼び、初心者からある程度慣れ親しんだプレイヤーまで様々な人が楽しめる作品として親しまれている。 単行本1~5巻までは主人公・遊佐尚磨と元小学生デュエル四天王との交流などを描いた『中学生編』、6巻以降はそれから3年後、彼らが高校生になったあとの学生生活を描く『高校生編』となっている。 特徴 ●OCGとの密接なリンク 既存の漫画作品とOCGの関係は『原則として漫画で描かれたカードが後からOCG化される』ものだったが、本作はOCGそのものを扱うため、『既存のあるいは新しく発売されるカードを漫画として描く』ものとなっている。登場時点で全く情報が明かされていないのは単行本に付属されるカードくらい。 そのため漫画とOCGで効果が違うといったこともなく、現実で行われているデュエルと全く変わらない展開を楽しむことができる。 劇中で描かれるカードも漫画版遊戯王特有の簡略化デザインではなく、OCGのカード画像とほぼ同じ物が使われている(*1)。 ●キャラクターが様々なカード・テーマデッキを扱う これまでの漫画作品は多少の内容変更はあれどどのデュエルでも1人のキャラクターが1つのテーマを使い続けていたが、本作ではそういった縛りがなく、キャラクターがデュエルごとにデッキをガラッと変えたり複数テーマの混成デッキを扱ったりすることが多く、様々なカテゴリの展開が楽しめる。 それぞれ使用したデッキは一部例外を除き本編後のページでサンプルリストが公開されるため、漫画を見てそのテーマを組みたくなった読者が組むための参考にできるようになっている。 ●本作オリジナルの攻撃・効果名や召喚口上 過去の漫画作品やアニメシリーズに未登場のカードをキャラクターが使用すると、それらのオリジナルの技名や召喚口上が披露される事がある。 そのためデュエル中に色々なカードの技名や口上を叫びたい黒田君のようなデュエリストにも嬉しい漫画になっている。 ちなみに技名は「漢字の造語に長いルビ」、召喚口上は「○○よ、××せよ(などの命令形)!」といった同じ作者の漫画版5D'sでも多用された形式のものが多い。 尚磨「輪廻天生(ホーリー・リインカーネーション)!! 光属性レベル4天使族が場にいれば《天翔ける騎士》は何度でも復活する!!」 尚磨「星明かりの勇者よ!!光を束ね降臨せよ!!《双穹の騎士アストラム》!!」 また、召喚口上についてはワンパターンだと思ったのか、途中からモンスターを形容する「○○よ」の部分を後半に持っていくパターンも増えた。 黒田「頬を伝う涙の雫!!涔々と咲き誇れ白銀結晶氷の微少女よ!!《六花聖ティアドロップ》エクシーズ召喚!!」 十九「仇なす敵を舞い散らせ!!戦場に咲く一輪の徒花よ!!《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》」 ●展開、解説の簡略化 既にカード化されているものを扱うため効果をいちいち頭から解説する必要がなく、大体の効果は『〇〇の①の効果』で進められる。 また、デュエルの中で各キャラクターがモンスターを大量展開するシーンなどは省略されて描かれることが多く(*2)、展開後の盤面にフィール味の強い名前が付けられる。 もちろん省略されて終わりでなく、本編後のページで詳しく解説され、実際に何が起こっていたかを知るとともにそのカテゴリの展開のしかたも学べるものとなっている。 ●現実に近い世界観 デュエルディスクやソリッドビジョンは存在するものの世界観そのものは現実に限りなく近く、デュエルで世界を支配しようとする人物が登場したり、敗者の命が奪われる闇のデュエルは現状行われていない。 遊戯王作品の中で最も平和と言える世界観と言える。 また、佐藤氏がOCGプレイヤーでもあるためか、「初動」「○妨害」「ターン1」(*3)などの現実でデュエリストたちが多用している読んでて小っ恥ずかしくなる人も出そうな言い回しもそれなりの頻度で登場する。 ●環境デッキ・環境カードの応酬 キャラクターによっては《増殖するG》《灰流うらら》などの現実の環境レベルでも使われるカードや大会で数々の結果を残しているデッキを使用する者も存在し、それらをめぐる駆け引きなどより現実に近いデュエルが描かれるとともに、そういったカードがどうして環境たりうるかを知ることができる。 さすがに現実と比べていくらか手心が加えられていることが多いが。 以下、ネタバレ注意 登場人物 元小学生デュエル四天王などのキャラクターは3DSで配信された『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!』からの流用となっており、本作においてフルネームも設定されている他、佐藤氏らによって新たにキャラクターの掘り下げが行われている。 ただし同作に出ていた海馬などの原作キャラは登場しておらず、行われているデュエルも普通のデュエルなので本作が最強カードバトルの純粋な続編というわけではなく、現状の描写では『パラレルワールド』の可能性もある(*4)。 だが、いちいち別の表現を用いるのも面倒なので、便宜上『最強カードバトル』を『前作』と呼称する。 主人公関係 遊(ゆ)佐(さ)尚(しょう)磨(ま) 本作主人公。地味に十代以来となる『苗字に「遊」の字が入る主人公』である。 遊戯王主人公らしい髪型に加えて、左眉毛がなんかすごいことになっている。 遊戯王OCGが大好きな中学1年生で、田舎暮らしだった彼が中学進学を機に姉についていく形でサテライト・ショップ近くまで引っ越してくるところから本作は始まる。 最大の強みは記憶力と集中力それに裏付けられたデッキ構築力で、一度見たカードの効果は完全に覚えており、彼の頭の中にはテーマごとのカード達によって作られる世界『構築宇宙(ストラクト・ワールド)』が広がっている。 デッキ構築の際にはその構築宇宙の中でモンスター達と対話することで各カードの長所や短所を把握し、相性の良いカードなどを共に探すことで膨大なカードプールからそのテーマの力を最大限に発揮できる構築を瞬時に生み出すことができるのだ。 引っ越すまではまともな対戦相手が姉のみ、姉の上京後は一人でデッキを2つ使ってデュエルしていた我々の中にも同じ経験をしたものもいるであろう状態で実際のデュエルの経験は少なかった。 一方で、大会などの『負けられない戦い』に対する経験は皆無で、いわゆる『ガチ勢』との溝ができたり実際に自分がそういった状態に陥ったときにプレッシャーに押しつぶされそうになったこともあった。 そんな尚磨がサテライト・ショップで出会った仲間たちとの交流や数々の戦いによってデュエリストとして成長していく過程も、本作の目玉の一つとなっている。 高校生編では県立洲斗(すと)高等学校に進学し、迷うことなくOCGデュエル部に入学。 そこで新たに出会ったデュエル仲間たちと交流を深めることとなる。 他の人に『デュエルバカ』と呼ばれるほど頭の中がOCGで満たされており、月子からの好意に気がつかないうえに、『海に行く』という話を『《海》関係のデッキでデュエルする』ということだと勘違いするほど。 使用デッキ OCGの宣伝も兼ねている本作の関係上、発売されたばかりのテーマを使うことが多い。 それぞれ方向性が異なるデッキを組んだばかりでも十分に回すことできるのも、尚磨のポテンシャルの高さを物語っている。 【天威】vsストロング十九(第1~2話) 『デッキ構築の日』イベントにおいて開封した『ライジング・ランペイジ』から出てきたカードから【天威】を中心に組むことに決め、持参した【竜星】カードなどと組み合わせて構築したデッキ。 『効果モンスター以外のモンスター』をサポートする幻竜族のテーマで、主力となる効果を持たないリンクモンスターを強化し十九の【シムルグ】に食い下がり、最後はデッキに混ぜた【竜星】を交えた展開によって万一に備えつつ盤面を固め勝利した。 構築宇宙はどこまでも続く荒野《天威無崩の地》。ストーリー上は敵対関係にあり、実際に戦い合ってた《天威の拳僧》《天威の龍仙女》《天威の鬼神》も尚磨が来ると親身になって対話に応じてくれた。特に《天威の龍鬼神》が気さくに「アーダラとヴィシュダは3枚揃えただろうな…?」と聞くシーンは迷シーンとしてネタにされている。 重要なカードである《天威龍-アーダラ》《天威龍-ヴィシュダ》が手元に3枚ないことに慌てる拳僧と鬼神を龍仙女が一喝するというコミカルな光景も。 竜星側の構築宇宙は《竜星の輝跡》で描かれている夜空の映える草原。 【天威】vsダーク黒田(第3~4話) 前話で使用したデッキを足りなかったパーツを足しつつ新たに追加されたカードも採用して仕上げた天威デッキ。 こちらも竜星ギミックが搭載されている。 新たに追加されたVジャンプ付録の《天威の龍拳聖》の効果は相手が完全耐性持ちだったため生かせなかったが、もう一体の新規である《天威の龍鬼神》は連続攻撃効果によって場を壊滅させ勝負を決めた。 前のデュエルでも使われた《幽麗なる幻滝》を相手の連続攻撃を不発にさせるためのサクリファイス・エスケープに使うというテクニカルなシーンも。 完全に理性を失ってそうな龍鬼神も構築宇宙ではやっぱり面倒見がよく、前回なかったアーダラ・ヴィシュダをそろえたか確認し、自分を出すためのアドバイスもちゃんとしていた。 そんな龍鬼神も後々になって、尚磨の敵として立ちふさがることになる。 【炎属性・戦士族】vsサイキック天道(第5~6話) ストラクチャーデッキR-ウォリアーズ・ストライク-の宣伝前回のデュエルで黒田が出した《炎斬機ファイナルシグマ》の影響で炎属性をエースとしたデッキを組みたくなった尚磨が組んだ、その名の通り炎属性の戦士族を中心としたデッキ。 ストラクの収録カードがベースとなっており、メインデッキで他から持ってきたカードは少数にとどまる。 エクストラは《簡易融合》で出せ、装備カードを扱うギアフリードと相性のいい《サウザンド・アイズ・サクリファイス》などの融合モンスターにイゾルデ、トロイメアなどの汎用リンクが投入される中、墓地で通常モンスターとして扱われるデュアルの性質が生かせる龍拳聖の採用が光る。 切り札である《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の効果を最大限に活かし立ち回ったものの初ターンに増Gのせいで満足な展開ができなかったことが響きデッキパワーで押し負けてしまった。 構築宇宙は数々の装備魔法が収められた城の一室。 【炎戦士】vsライト月子(第7~8話) 前回の炎属性・戦士族デッキを再構築したデッキ。【神不死鳥(ゴッドフェニックス)】とも。 ウォリアーズ・ストライクのカードをベースにしているのは変わらず、さらにVジャンの付録として登場した《焔聖騎士―リナルド》を追加。 さらにギアフリードが簡単に特殊召喚できるレベル9であることから【レベル9】のギミックが投入されており、レベル9用手札交換カード《九字切りの呪符》、レベル9を追加で展開できる《星遺物の胎動》。それで出す用に数種類のレベル9モンスターが採用されており、状況に応じたランク9エクシーズに繋げられるようになっている。 胎動サーチ用に《星杯の神子イヴ》、使いこそしなかったもののランク9の選択肢として《真竜皇 V.F.D》も搭載されており、後の禁止カードが2つも採用されている。 相手はガッチガチのパーミッションデッキだったが先行で展開したモンスター達で食い下がり、除去カードの連打で相手の妨害を使い切らせたうえで展開したレベル9で《無限起動アースシェイカー》をエクシーズ召喚。場を壊滅させ勝利へと導いた。 【騎士ガイア】vsガイドさん(第10~11話) 11期最初のブースターパック「RIZE OF THE DUELIST」の看板カード《竜魔導騎士ガイア》を中心に据えた、《暗黒騎士ガイア》の関連モンスター達によるデッキ。 デッキはほとんど新規・過去のもの問わず暗黒騎士ガイア関係のカードで固められている。 《螺旋融合》の効果で融合召喚された竜魔導騎士ガイアで攻撃しつつ相手ターンに妨害し、その他ガイア関連カードで戦線をつなぐ形となっており、サーチした螺旋融合を止めること意識していた相手の意表をつく形で出した《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》でコピーした螺旋融合で出した竜魔導騎士で勝負を決めた。 構築宇宙は王国編を彷彿とさせる王城のある草原。 尚磨と対話をした《暗黒騎士ガイアソルジャー》は《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》に締め上げられるわ《砲撃のカタパルト・タートル》で射出されるわでいいところがなく、尚磨に「大丈夫かなぁ…」と心配された。 【電脳堺】vsサイキック天道(第14~16話) レベル3・6のサイキック 幻竜族を要する、展開力に優れたデッキ。 環境で使われた主流の構築ではなく、スピードロイドや《サイコウィールダー》《サイコトラッカー》といった特殊召喚しやすいレベル3を多く採用しているのが特徴。 本誌掲載時点ではまだ未規制で、電脳堺をガチデッキたらしめていた要因となっていたV.F.Dは採用されていない。 天道との戦いがチームの勝敗を分ける一線だったため尚磨は初めて『絶対に負けられない戦い』に対するプレッシャーの中でデュエルすることになってしまい、切り札である《電脳堺狐-仙々》を自らのプレイミスが原因で失ってしまうなど不利な展開が続く。 プレッシャーに押しつぶされそうになった尚磨だったが十九の言葉を受け奮起。 かつてのトラウマである増Gのプレッシャーをものともせず特殊召喚を繰り返し、次から次へと湧いてくるエルドリッチ達を処理していき勝利した。 構築宇宙は和風の城のような《電脳堺都-九竜》。仙々の案内で回った都の中では電脳堺の面々がSRなどのレベル3モンスター達と戯れていた。 【魔鍵】vs赤星王座(第22~23話) 通常モンスターを軸に融合・儀式召喚を取り扱うデッキ。 メインデッキには儀式サポートに魔神儀、《儀式の準備》に《高等儀式術》。 《魔鍵召獣-アンシャラボラス》を出すための《簡易融合》と《魔鍵召竜-アンドラビムス》用に《龍の鏡》と各召喚法のサポートカードを採用するとともに、魔鍵の効果を最大限生かすために光属性の《聖騎士アルトリウス》、地属性の《星杯に誘われし者》と別属性のイケメンレベル4通常モンスターが採用されている。イケメンでないからか残念ながら《しゃりの軍貫》は採用されず。 エクストラには魔鍵融合モンスター以外に《ヴァレルロード・S・ドラゴン》などの汎用レベル8シンクロや《No.41 泥睡魔獣バグースカ》といった汎用ランク4エクシーズ、通常モンスターを素材とする《始祖竜ワイアーム》や《星杯竜イムドゥーク》など通常モンスター・レベル4モンスターを多く擁することを活かした構成となっている。 各融合・儀式モンスターの力を十分に活かしたものの相手のガチカードの連発によって展開は止められ場は荒らされ、結局は成すすべもなく敗北。しかも本来であれば後攻1キルを許していたこともあり、強化の余地を残していた魔鍵と相手のガチ・OF・ガチデッキとのデッキパワーの違いを浮き彫りにする結果となった。 構築宇宙は秘めたる力への扉に満ちた《魔鍵施解》。 《魔鍵銃士-クラヴィス》《魔鍵-マフテア》と一緒に強化の可能性にも触れつつ魔鍵の性質について話しあった。 クラヴィスは魔鍵通常モンスターが自身しかいないことを嘆いていたが、結局魔鍵通常モンスターが新たに追加されることはなかったという。 【ベアルクティ】vsダーク黒田(第24~26話) レベルの足し算ではなく引き算でシンクロするおおぐま・こぐま座モチーフのテーマ。 メインデッキにはベアルクティと相性のいい《クリスタル・ガール》《深海のディーヴァ》などの水属性モンスター。エクストラデッキには素直にシンクロする用にレベル9シンクロも採用されている。 爆アドカード《ベアルクティ・ラディエーション》登場前の、リソースの消費が激しいという弱点が残っていたベアルクティで、継続してアドバンテージを稼ぎ続けるドライトロンを相手にすることになったが、相手ターンに動けるベアルクティの強みを活かし、レベル8ベアルクティによる妨害や《ベアルクティ・ビッグディッパー》によるコントロール奪取をフルに活用して勝利した。 構築宇宙は北斗七星の扉から続く広大な宇宙空間。宇宙なので尚磨も《ベアルクティ-ポラリィ》モチーフの宇宙服を着ていた。 その掟破りのレベル1シンクロモンスター、ポラリィはベアルクティの紹介の後、他のベアルクティを率いて敵と戦いにいった。 【ホーリーナイツ】vsストロング十九(第27~29話) 少年の日の思い出《ホーリー・ナイト・ドラゴン》のリメイク《聖夜に煌めく竜》と、それを支える天使族たちによるテーマ。 相手モンスターを《聖なる篝火》の追加効果の条件を満たす闇属性に変換できる《多次元壊獣ラディアン》や相性のいいVジャン付録の天使族《勇気の天使ヴィクトリカ》も採用。 エクストラに単行本付録のランク4エクシーズ《天翔ける騎士》やあの《天霆號アーゼウス》も採用されている。 同名ターン1のない煌めく竜の破壊効果や天翔ける騎士の効果を活かし相手の制圧盤面を壊滅させたうえでアーゼウスによる妨害も構えたがトライブリゲードによる大量展開を許す。 しかしヴィクトリカの効果で特殊召喚した煌めく竜でヴィクトリカ自身を破壊するという策によってサーチした《オネスト》で煌めく竜を強化し勝利した。 【魔鍵】vs赤星王座(第30~34話) 前の王座へのリベンジのため、「BURST OF DESTINY」で得た強化パーツなどを追加しさらにブラッシュアップした魔鍵デッキ。 Sモンスター《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》、Xモンスター《魔鍵憑霊-ウェパルトゥ》を新たに切り札の1つとし、追加カードの《大魔鍵-マフテアル》で展開、そして通常モンスターを扱う魔鍵と相性がいい新規儀式魔法カード《高尚儀式術》で《魔鍵銃-バトスバスター》を儀式召喚し、サーチした魔鍵カードで戦線を繋ぐ。 別属性通常モンスターは新たに水属性の《メガロスマッシャーX》を追加。しゃりはやっぱり投入されず。 相手方のデッキパワーと引き力が若干落ちていたこともあり相手の妨害を受けながらも新規カードの力を活用して食い下がり、アンドラビムスの効果で引き当てた《魔鍵闘争》でアルバスの効果を躱すなど攻防を続ける。 互いにデッキのリソースをほとんど使い果たした状態だったが、本誌発売前日に発売されたザ・ヴァリュアブル・ブックEX2で存在をお漏らしされた単行本付録の新たな切り札《魔鍵憑神―アシュタルトゥ》で勝利を収めた。 武器が違う以外はほぼイラストが一緒なクラヴィスとバトスバスターがソリッドビジョンで並び立つという。本作ならではの光景も見られた。 【P.U.N.K.】vs本仮屋栞莉(第35~37話) 融合とシンクロ、2つの召喚法を駆使する、サイキック族中心のテーマ。 《No-P.U.N.K.ディア・ノート》によって得た展開力を活かして《P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ》をシンクロ。エースカードの《Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン》につなげると、新規カードを活かした立ち回りを見せる。 このデッキには実はもう一つ、セリオンズとの混成デッキであるという特徴がある。 現実の環境でも用いられた組み合わせだが、こちらでの使われ方が「最初はP.U.N.K.デッキの戦い方で、後半はその過程で得た墓地リソースを用いてセリオンズを特殊召喚しさらなるシンクロにつなぐ」というもので、現実での使われ方である「P.U.N.K.の展開力を用いて出したシンクロモンスターなどを用いて墓地を肥やし、それを用いて出したセリオンズで封殺する」とは異なるものとなっている。 相手の閃刀姫の妨害と猛攻を乗り越えた返しのターン。セリオンズの展開を絡めることであの《フルール・ド・バロネス》や《セリオンズ“キング”レギュラス》といったガチガチの制圧系モンスターを展開。相手の妨害を突破し勝利した。 構築宇宙はP.U.N.K.モンスターの背景に描かれている浮世絵めいた空間。 遊佐アゲハ 尚磨の姉で会社員。《クロノダイバー・リダン》にソックリな会社の先輩「玄野先輩」にお熱な25歳。どことは言わないがでかい。 学生時代は尚磨の唯一の対戦相手で、上京してしばらくした後サテライト・ショップの近くに引っ越すときに尚磨を連れて行った。 実は小学生時代、『蟲惑魔アゲハ』の通り名で女性唯一の世界大会出場者となった実力者であり、そのデュエルスキルは尚磨に引き継がれている。 デュエルで本気を出すときは前髪をかき上げて弟同様すごいことになっている左眉毛を露出し、目からハイライトが消える独特のスタイルとなる。 ちなみに現在25歳なので大会に出た時は最低でも12歳=13年前となるが、その時代に蟲惑魔は存在していなかったことはたまにネタにされている。 かつては世界大会という『負けられない戦い』へのプレッシャーに負けてしまったことが示唆されており、同じプレッシャーに苛まれながらもそれを乗り越えられた尚磨の成長を喜んでいた他、王座が世界大会の舞台に囚われていることも察していた。 OCGインストラクターの資格も所有しており、ジャンプビクトリーカーニバルでハノイの騎士としてイベントに参加して尚磨をボコボコにした他ショップイベントのスタッフを務めることもある。 高校生編では勤めていた会社を辞め、サテライト・ショップの店長に就任。 実は大の面食いで、ここ3年で10人も彼氏をとっかえひっかえしていたことが発覚する。中学生編でお熱だった玄野先輩がどうなったかは推して知るべし。 使用デッキ 蟲惑魔使いとして有名な彼女だが、別にそれ以外のデッキを使わないわけではなく他テーマのデッキを使うこともある。 デッキの共通点としては、どれも「ランク4エクシーズを使う事に秀でるデッキ」という所だろうか。 【蟲惑魔】vs護武店長(第9話) アゲハの通り名の由来でもある。かつて日本を制した思い入れのあるデッキ。 「落とし穴」罠カードを巧みに操り相手をコントロールする地属性の昆虫族・植物族デッキ。 本誌掲載時点で《アロメルスの蟲惑魔》の追加と《セラの蟲惑魔》プロテクターの発売がされたばかりのホットな状態で、それらの要素もしっかり描かれていた。 イラストにおける女の子の部分は実は疑似餌という設定があるのだが、劇中でソリッドビジョンとして登場したのは女の子の部分だけ。伊東ライフもこれで安心して読める。 落とし穴で相手を嵌め妨害しつつそれをさらなる展開に繋げ、最終的にはメインモンスターゾーンと魔法・罠ゾーン全てを蟲惑魔と落とし穴で埋めた『魅惑奸楽園(チャーム・ホール)』で相手を詰ませたうえで勝利した。 【クロノダイバー】 切り札の《クロノダイバー・リダン》が使いたくて「インストラクターに挑戦!」イベントに向けて組んだデッキ。 海外産のサイキック族・機械族テーマで、スタンバイフェイズごとに相手のデッキトップを奪い、素材を使うことで様々な効果を発揮するリダンの効果をフルに生かし戦う。 デュエル中にはモンスターが相手の『アトラクション』罠を装備させられて強制的に乗り物に乗せられて焦るコミカルなシーンを挟みつつフリーチェーンの効果を多く持つデッキ同士の応酬の果て単行本付録の《クロノダイバー・テンプホエーラー》も絡めて相手の妨害手段を出し尽くさせ、最後は月子と尚磨の仲が良くなることを希望して出した《No.39 希望皇ホープ》によって勝負を決めた。 ちなみにこのホープ、サンプルデッキを見る限り上にライトニングを重ねて上からぶん殴るのが本来の用途だった様子。 元小学生デュエル四天王 ストロング十九(剛力(ごうりき)十九(じゅうきゅう)) 元四天王の太っちょ。 尚磨が姉以外で初めてデュエルした相手でもある。 他の元四天王と比べ自分が使うカード以外の効果を把握しきれておらず、他の3人が気づいたことに一人だけ気づかないことも多い(*5)ため、ギャラリーは勿論他の3人からも格下扱いされている。 自身もそのことを気にしているが、チーム戦で四天王最強と名高い黒田に勝利したり大会で決勝まで進むなど四天王としての実力はしっかりと発揮している。 月子の言葉を借りるなら、『いつもは強いが大事なデュエルは大体負けてる』のが黒田なら『いつもは負けがちだが大事な試合では負けない』のが十九と言えるだろうか。 結構面倒見が良く、初めてのショップで緊張していた尚磨や王座をイベントに誘い、その後多くの仲間に出会うきっかけを作ったのも彼。 当初は参加を渋っていたイベントに参加するよう尚磨に背中を押され、大会のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた尚磨を激励するなど尚磨との関係は4人の中で一番深く、十九自身も尚磨との出会いを大切にしている。 高校生編では都立戸津諷(とつぷう)学園に入学。部活はデュエル部に入学している。 使用デッキ 最強カードバトルではだいぶ力押しのデッキ(もっと言えば、自分の名前である十九にちなんで攻撃力1900メイン)を使っていたが、本作では打って変わって封殺型のデッキを使う。 これは毎回尚磨と最初にデュエルしたときのデッキである【シムルグ】の要素を持たせているためで、各デュエルにおいてシムルグ+《霧の谷の巨神鳥》などによる制圧盤面『神鳥最強風陣(ゴッド・ストロング・ウィンド)』およびその派生形を披露している。 その為か、今作の彼が使うカードは鳥獣族か風属性が多くなりがち。 『攻撃は最大の防御』として相手の構える妨害や伏せカードに臆さず攻めるデュエルを行うが、それで相手に足元を掬われることもしばしば。 【シムルグ】vs遊佐尚磨(第1~2話) 「RISING RAMPAGE」でカテゴリ化した相手の魔法・罠をコントロールする効果をもつ鳥獣族テーマ。 イベント参加の時点で十九はこのテーマのデッキを組むことを決めていた様子。 初ターンで展開した『神鳥最強風陣(ゴッド・ストロング・ウィンド)』はエースの《烈風の覇者シムルグ》《ダークネス・シムルグ》の2体で相手の魔法・罠の発動を牽制しつつ《霧の谷の巨神鳥》で効果無効を仕掛けるものだったが、「このターンでストロング君のモンスターを全て倒す」という尚磨の宣言通り巨神鳥をバウンスで処理され、2大シムルグも天威モンスターの効果を使ったコンバットトリックで処理され壊滅に追い込まれてしまう。 返しのターン、残ったリソースをフルに使い切り札の3体を再び展開し攻撃を仕掛けるも天威モンスターの効果でいなされ、最終的に敗北した。 『神鳥最強風陣』の展開にリソースを使いすぎた十九のシムルグと、リソースを維持しつつ相手ターンにも備えた展開をした尚磨の天威の違いが勝負の明暗を分けたといえる。 【ドラグニティ】vsダーク黒田(第17~19話) 『ストラクチャーデッキR-ドラグニティ・ドライブ-』でさらなる強化を受けた風属性の鳥獣族・ドラゴン族シンクロテーマ。 ドラグニティを軸に相性のよい《霧の谷の幼怪鳥》《BF-精鋭のゼピュロス》などを加えた構築で、さらにシムルグに追加されたリンクモンスター《王神鳥シムルグ》の効果で特殊召喚した対象耐性持ちの巨神鳥による『神鳥最強風陣(ゴッド・ストロング・ウィンド)・改(かい)』を構える。 ドラグニティの新たな初動《ドラグニティ-レガトゥス》から数々のドラグニティを展開し《ドラグニティナイト-アスカロン》で黒田の盤面を荒らし回り、『神鳥最強風陣・改』を構えるも潤沢な墓地リソースを活用したカオスモンスターの展開で壊滅させられる。 返しのターン、再び展開したアスカロンの効果を《無限泡影》で無効にされるも、新たなドラグニティの切り札《ドラグニティアームズ-グラム》《ドラグニティナイト-アラドヴァル》で相手モンスターを弱体化させつつ妨害を突破し勝利。 ギャラリーの下馬評を覆したのだった。 【LL鉄獣戦線】vs遊佐尚磨(第27~29話) 展開力に優れた風属性・鳥獣族テーマ『リリカル・ルスキニア』と墓地の獣・獣戦士・鳥獣を除外してリンクモンスターを展開する『トライブリゲード』の混成デッキ。 王座への挑戦権を賭けた尚磨との真剣勝負で使用した「打倒尚磨を想定して創り上げたオレ様の自信作」と豪語するデッキで、本誌掲載時点での現実の環境でも多くの実績を残していた環境上位デッキでもある。 環境初ターンに展開した『真(シン)・神鳥最強風陣(ゴッド・ストロング・ウィンド)』は王神鳥+巨神鳥に加えて《戦華盟将-双龍》による妨害を追加するとともに墓地の《鉄獣の邂逅》で破壊からも守るさらに強力な布陣となっている。 これでも《LL-アンサンブルー・ロビン》や《FNo.0 未来龍王ホープ》がいないだけ大分有情。 強力な盤面を築いたが、かつてのデュエルと同じ「このターンでストロング君のモンスターを全て倒す」宣言とともに巨神鳥を壊獣に踏み潰されたのを皮切りにホーリーナイツモンスター達の効果による聖夜に煌めく竜の反復横跳びで妨害をかいくぐり盤面を壊滅させられたうえで、アーゼウスにより蓋をされてしまう。 それでも諦めない十九は発動した《強欲で貪欲な壺》のドローに自らと黒田兄妹の思いを込め、引き当てた最高とは言わないまでも状況を十分に打開できるカードと墓地リソースを使ってエースの《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》をはじめとするトライブリゲード達を展開。 《鉄獣の抗戦》でリソースを回復するもオネストによる逆転を許した。 ダーク黒田(黒田(くろだ)夜魅(やみ)) 元四天王のシスコン 中二病。 本作ではその残念っぷりにさらに磨きがかかっており、妹のホワイトポータンぬいぐるみにGPSを仕込むわガイドさんに猛アタックするわで2人からぞんざいに扱われているのも変わらず。 尚磨と最初に絡んだのも彼が月子にフリー対戦を申し込んだのを月子をナンパしようとしたと勘違いして突っかかってきたため。 四天王最強と謳われるほどの高い実力を持つ(*6)が、本人は「勝利に拘るのは勿論エンターテイメントも追及する」と語っており、ダメージを受けた演出用に血糊を仕込んでいたり、デッキコンセプトに合わせたカラーコンタクトを装着してデュエルしたりする。 また、遊戯王漫画・アニメでは当たり前に行われている召喚向上を本作で初めて披露したのは彼であり、十九からは「超メンドクセー」「早くデュエル進めろ」と不評だが、尚磨は思いっきり影響を受けて口上を披露するようになり、十九も尚磨との真剣勝負で口上を解禁している。 なお、高飛車で中二病をこじらせているのは無自覚らしく、妹や十九に指摘された際には「オレってそんな感じなの?」と戸惑っていた。 高校生編では十九と同じ戸津諷学園に入学。部活も同じ。 十九と学力が同じ扱いされることに対して不満をこぼしていた。 高二になっても中二病は相変わらずの様子。良くも悪くもブレていないが逆に考えると四天王で最もメンタルが安定していると言える。 使用デッキ 前作で無類の強さを誇った実力は本作でも健在。 大型モンスターを用いた戦術で相手を追い詰めるのが特徴。 傾向としては闇属性か光属性のカードが多め。最強カードバトルでヴェルズを愛用していた名残りだろうか。 【斬機】vs遊佐尚磨(第3~4話) サイバース族由来の高い展開力を用いてシンクロ・エクシーズ召喚を行う当時としては風変りなデッキ。 Vジャン付録の《塊斬機ダランベルシアン》を含め黒田はこのデッキのリソースを全て切り札の《炎斬機ファイナルシグマ》に《斬機刀ナユタ》を装備した『刀剣炎武(とうけんえんぶ)の構え』を作ることにつぎ込んでおり、その完全耐性と攻撃力で相手を牽制するまさに『攻撃は最大の防御』を地でいくデッキ。 テーマ内のカードでできる妨害手段として《斬機超階乗》+《塊斬機ラプラシアン》が存在するのだが、そういった妨害を構えることもなかった。 一度突破された『刀剣炎武の構え』を再び展開し、攻撃力倍化+モンスターに2回攻撃+戦闘ダメージ倍化の殺意マシマシファイナルシグマでトドメを刺そうとするが、後ろ二つの殺意は相手モンスターがいないと意味をなさないという欠点を衝いたサクリファイス・エスケープでかわされ、返しのターンに逆に殴り返され敗北した。 【カオス】vsストロング十九(第17~19話) 墓地に貯めた光・闇属性モンスターを活用していくデッキ。 ヴァレットや黒白ドラゴンなどを搭載した【カオスドラゴン】寄りの構築。 レベル8モンスターを多く擁することを活かした《宵星の機神ディンギルス》や《六花聖ティアドロップ》といったランク8エクシーズの採用が光る。 新たに追加されたカオスモンスター《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果を最大限活かし、墓地に《ネクロ・ガードナー》を用意しつつ妨害札である《天球の聖刻印》《エターナル・カオス》をディンギルスで効果破壊から守る『光天闇宵星雲(ライトアンドダークネス・ネビュラ)』を構えるも、十九がディンギルスの効果を知らないせいで一回破壊しようとして失敗しながらも除外効果の連打で突破される。 しかし右手に宿った月子の祈りによって逆転のためのカードを引き当てた(と本人は勝手に思っている)後は妨害を乗り越え《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》とティアドロップによる破壊以外の除去でアスカロンを退かし、《混源龍レヴィオニア》で場を壊滅させる。 だが尚磨の声援で奮起した十九の展開でネクロ・ガードナーをケアされたうえで攻撃を受け敗北した。 元四天王最強が最弱に敗れるという結果に納得できないギャラリーを黒田は「外野は黙ってろ!!闇黒に染めるぞ!!」と黙らせ、十九たちの健闘を称えるのだった。 【ドライトロン】vs遊佐尚磨(第24~26話) 機械族初の儀式モンスターとレベルではなく攻撃力を参照する掟破りの儀式魔法を擁するりゅう座モチーフのテーマ。 本来であれば王座とのデュエル用に用意していたが、優勝のための最大の障害となるであろう尚磨に勝つために急遽予定を変更し使用した。 儀式モンスターを手札からリリースすることで特殊召喚できるドライトロンモンスターと相性のよい《サイバー・エンジェル―弁天―》、間接的に儀式関連をサーチできる《宣告者の神巫》は妹の月子のデッキから借りたものであり、黒田兄妹の思いが込めたられたデッキとなっている。《崇光なる宣告者》とか《イーバ》も借りていたら尚磨に勝ち目はなかった。 攻撃力4000、対象耐性持ちの切り札《竜儀巧-メテオニス=DRA》《竜儀巧-メテオニス=QUA》による制圧はもちろん、劇中で披露されることはなかったが《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》 《転晶のコーディネラル》も投入されており、送り付けたドライトロンをカオスMAXで殴ってワンショットというプランも採用されている様子。 相手のベアルクティとは同じ星座モチーフのテーマ同士の対決となり、黒田はこのデュエルを「銀河戦争(ギャラクシーウォーズ)」と称していた。 本誌掲載時点で発売されたパックには両者の旗艦の融合体《天極輝艦-熊斗竜巧》が収録されており、この対戦カードはこの熊斗竜巧の登場も見越したものと考えられる。 デュエルではその最大の強みである展開力とアドバンテージ獲得力を遺憾なく発揮し、『展開したドライトロンを《ベアルクティ-グラン=シャリオ》で破壊』『QUAを《ベアルクティ-メガタナス》で耐性を無効化し、ビッグディッパーでコントロール奪取』と2度の妨害を受けながらも《竜輝巧-ファフμβ’》とDRAらによる『綺羅星列流星群(トゥインクル・スターズ・メテオ)』を展開。場を荒らしつつその高攻撃力とモンスター効果耐性で圧をかけるも、『深海』を絡めた大量展開でビッグディッパーのカウンターを高速で貯められDRAのコントロールを奪われ敗北。 双方のメテオニスの持つ耐性の穴を衝かれた形となった。 なおサンプルデッキを見ると、このデュエルの流れだとレベル6となった神巫とドライトロンで《ブラック・ローズ・ドラゴン》を呼んで全体除去、神巫とドライトロンで《ユニオン・キャリアー》を呼んでDRAを強化する等、奪われたQUAを破壊して1ショットキルを決める手段が複数用意されていた。 ちなみに《宣告者の神巫》は気に入ったのか高校進学後も使用している。妹から借りっぱなしなのかは不明。 サイキック天道(天道(てんどう)才狐(さいこ)) 元四天王のメガネ。 かつての王座と同じく、自らも世界大会の舞台に立つべくデュエルの腕を磨いている。 デュエルを楽しむ尚磨や他3人とは異なり『勝利至上主義』を掲げる所謂ガチ勢。 「負けて楽しいなんて(お前には)ガッカリ」「負けたら何の意味もない」と厳しい言動も目立ち、他四天王とデュエルのこと以外で関わることもほぼ皆無だが、最後の世界大会出場を賭けた戦いで敗れ悔しさのあまり涙したところを十九と黒田に慰められた際、あとで心配かけないよう気丈にふるまったこともあるし、仲間が負けたときでもその健闘をちゃんと称えるなど四天王の絆はちゃんとある。 尚磨は彼とのデュエルを通じ、『絶対に負けられない、真剣勝負の世界』を学ぶこととなる。 中学受験のために塾に通っており、世界大会敗退後はそちらに集中するために一時デュエルの世界を離れることを宣言するも、「息抜き」と称して大会に参加、観戦することも。 しかしそこまで力を入れたものの第一志望である彩菊学園に落ちてしまい、滑り止めの「私立英理安中学」に進学した。 だがその事を本人は「負けた」と認識し、その事で恥ずかしくなりかつての仲間たちの元にも顔を出さない日々が続いていたが、ストロング十九の決死のデュエルで気分は晴れ、以降も「勝利至上主義」は揺るがないとは言え、たまに塾の帰り等にショップに立ち寄り仲間達とデュエルする日々を送ることとなった。 使用デッキ 前作では構築に難のあるサイキック族デッキを用いていたが、本作ではサイキック族デッキは使用していない。 勝利至上主義を掲げるだけあって環境カードの使用にためらいがなく、デッキも現実の環境でも実績が高いデッキを使用する。 【サンダー・ドラゴン】vs遊佐尚磨(第5~6話) 初登場から18年半の時を経てカテゴリ化した雷族テーマ。 2つの効果を持つモンスターを駆使し、サーチ封じと破壊耐性を持つ《超雷龍-サンダー・ドラゴン》やターン1のない破壊効果を持つ《雷神龍-サンダー・ドラゴン》といった切り札の融合モンスターで制圧していく。 超雷龍で相手の行動を封じようとするも破壊を介さない除去で退かされダイレクトアタックを受けるが、《雷龍融合》によって融合召喚した雷神龍によって尚磨の場を徹底的に荒らし回り、相手に次のターンを渡してはいけない状況を「詰めデュエル」にたとえこれを制した。 こんなガチデッキでも勝てなかった決勝戦の相手は一体何デッキだったんだろうか。(*7) 【エルドリッチ】vs遊佐尚磨(第14~16話) エースとなる《黄金卿エルドリッチ》を『エルドリクシル』『黄金郷』カードによってサポートしていくデッキ。 色々なカテゴリを組み込める拡張性の高さが売りのテーマだが、今回使われたのはメタビート軸と《アンデットワールド》軸のハイブリッドといったところ。そのためサンプルデッキでは当然のように《死霊王 ドーハスーラ》の姿も。 エクストラには《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》《セイクリッド・プレアデス》といった現実の環境でもエルドリッチで用いられるカードが多数投入されている。 黄金郷による妨害を敷きつつエルドリッチを展開し、尚磨のプレイングミスも手伝い優位に立つも、十九の声援で奮起した尚磨が増Gのプレッシャーにも負けず展開を続けた結果、決闘者が1度は経験したこともあるであろう「大量にドローしても手札誘発が引けず、次のターンが回ることもなく負ける」という結果に終わった。 戦いを通して互いのデュエルを理解した両者は、前回では天道が拒否した握手を交わし、互いの健闘を称えるのだった。 ライト月子(黒田(くろだ)月子(つきこ)) 元四天王の紅一点。ロリィタファッション風の衣装を身に纏っており、普段は中々の美少女。 兄の夜魅の中二病っぷりに辟易しており、兄に対する扱いが悪いのも変わらず。(*8) 前作でも特徴的だった豹変ぶりと顔芸はさらに磨きがかかっており、ガイドさんとのデュエルでは従来の豹変を超える『逆鱗モード』を披露。黒田が恐怖で涙し本人が後で後悔するほどのキレっぷりを見せた。 兄や天道のちょっかいで延期になっていたデュエルデートを通じて尚磨に恋し、アプローチを繰り返すようになるが、尚磨がデュエルバカであるため意味を成してない。 高校生編では中高一貫の私立聖圧(せいあつ)女学院の中学3年生。めちゃくちゃ制圧しそうな名前の学校である。 実際この聖圧女学院、デュエルも強いらしく高等部はデュエルカーニバルという高校生の全国大会関東ブロックに名を連ねる程。 ただし尚磨にアタックするため、彼と同じ高校に進学することを決意している。 3年間尚磨に対して何のアクションも出来ていない中、他の女性陣が思わぬところで尚磨に近づいていることに怒りを募らせているが……。 使用デッキ ゲーム同様、いやらしい立ち回りをするコントロール系デッキを使うことが多い。 制圧系デッキを使う十九も彼女の戦術には辟易しているほど。 ただし女の子ということもあり《増殖するG》を嫌っておりデッキには入れてない。 【宣告者】vs遊佐尚磨(第7~8話) 相手の効果を止めることに長ける光属性・天使族デッキ。 単行本付録カードである《宣告者の神巫》で《虹光の宣告者》を落としてレベルを上げつつ儀式関連をサーチ。儀式の素材としてリリースすることで天使族をリクルートと、神巫の効果を最大限に活かしエースの《神光の宣告者》を2体も儀式召喚する。 神光の欠点である『手札消費が激しい』という点を《イーバ》の効果で、『打点が低く、戦闘破壊されやすい』という点を《オネスト》で補っている。 また当時としては『強力だが出しづらいカード』止まりだった《崇光なる宣告者》も専用儀式魔法とセットで採用されているのも特徴的。 またイーバでサーチできる天使族として《時械巫女》を採用している事から、【時械神】の要素も組み込んでいる模様。 突破の難しいギアフリードをオネストで返り討ちにした後、崇光と《虚光の宣告者》で特殊召喚とあらゆる効果の発動(*9)を2回止められる上次ターンの展開手段も残した『宣告者束縛(デクレアラー・リストリスクション)』を構えるも、除去カードの連打で手札を使い切ったことでその後の展開を許したことが原因で敗北した。 【サイコ・ショッカー】vsガイドさん(第12~13話) デュエリストパック-冥闇のデュエリスト編-で新規カードを得た《人造人間-サイコ・ショッカー》の関連カードによるデッキ。 サイコ・ショッカーのコンセプト通り、相手の罠カードを封じる能力に長けている。 《人造人間-サイコ・ジャッカー》の効果でサーチ・特殊召喚した《脅威の人造人間-サイコ・ショッカー》の効果で本家サイコ・ショッカーを出しつつその効果で伏せを破壊。《人造人間-サイコ・レイヤー》の効果でコントロールを奪った相手モンスターを《宇宙との交信》でサイコ・ショッカーに変換してデメリットを無効化するなど、新旧サポートカードを最大限に活かした展開を行う。 しかし強化を受けてなお相手の【堕天使】とのデッキパワーの差は大きく、サイコ・ショッカーの打点不足で攻めきれず、罠を封殺するサイコ・ショッカーも墓地の罠の効果を適用する堕天使の効果は止められない点を衝かれ《叛逆の堕天使》から《黎明の堕天使ルシフェル》を融合召喚され窮地に。 だが、ここで尚磨が相手のガイドさんにばかり声援を送る(*10)ことによる月子の嫉妬心とイライラが大☆爆☆発。 顔芸全開の逆鱗モードとなった月子は、サイコ・ジャッカーが場でサイコ・ショッカーとして扱われる攻撃力1500以下のモンスターであることを利用し《地獄の暴走召喚》でサイコ・ショッカー3体を特殊召喚、さらに《リミッター解除》で攻撃力を2倍にすることで攻撃力4800となった(脅威の方含めた)サイコ・ショッカー3体で堕天使軍団を上から叩き潰した。 【アメイズメント】vs遊佐アゲハ(第20~21話) 『アトラクション』罠カードを自分・相手モンスターに装備し戦うテーマ。 本来は月子ではなく尚磨が組んだデッキなのだが、月子にデュエルを申し込んだアゲハによって本人の了承を得ずに月子に貸し出された。 相手の行動に合わせて的確なアトラクションを装備させることを要求する複雑なデッキであるが、デッキを見て短時間で十分に使いこなせるあたり月子のポテンシャルの高さがうかがい知れる。 毎ターン相手のリダンにデッキトップを盗まれるたびにキレそうになりつつもモンスターと罠を巧みに操り戦うが、アゲハのタクティクスの前に妨害手段が尽きてしまい。敗北した。 自前の妄想力でイマジナリー尚磨と一緒に赴いた構築宇宙は様々なアトラクションが立ち並ぶ遊園地《アメイズメント・プレシャスパーク》。 《驚楽園の支配人 <∀rlechino>》らの案内の下、尚磨と遊園地デートを楽しんだ。 【ナチュル】vs本仮屋栞莉(第38~40話) 相手の行動をトリガーとする効果を多く持つ地属性テーマ。 劇中でも十九が言及している通り封殺に長けたデッキであり、まさに月子のためのデッキとも言える。 モンスター効果を止める《ナチュル・サンフラワー》や魔法・罠を止める《ナチュル・エクストリオ》などの従来のナチュルカードもさることながら、《ナチュルの神聖樹》を落としてナチュルを間接的にサーチしつつナチュルモンスターの効果コストを軽減する《ナチュル・カメリア》、自己再生可能かつナチュルを2体リクルート可能な《ナチュル・モルクリケット》など、11期で追加された新規カードの活躍が光る。 さらに切り札の展開のために《魔救の探索者》や《融合呪印生物-地》などの地属性モンスターも採用。 エクストラにはエクストリオやその融合素材である《ナチュル・ビースト》《ナチュル・パルキオン》はもちろん、バロネスや《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》といった汎用シンクロに、植物族シナジーの立花エクシーズ、岩石族シナジーのアダマシアシンクロといったナチュルが擁する種族のモンスターが多数採用されている。 (本人にそのつもりはないのに)尚磨といい感じになっている栞莉に対して月子は最初っから逆鱗モード。 相手の妨害効果をコストに神聖樹を含めることでディスアドを軽減した《禁じられた一滴》で無効にし、逆にエクストリオによる封殺を図るもその効果を無効にされて突破されたうえ、自身が効果を発動するとライフが削られる《戦華の暴-董穎》の効果によって徐々にライフが削られていくと共にイライラも募っていく。 しかしナチュルが新しく得た展開力と元から持つ封殺力を駆使し、ライフの少ない逆境でこそ最大の力を発揮する《サイコ・エンド・パニッシャー》をシンクロ召喚。 厄介な董穎を除去し、逆境により上がった攻撃力をもってフィニッシャーとなった。 戦いの中で自分の中の怒りと向き合い、吹っ切れた月子は尚磨以外とのデュエル中というまさかのタイミングで尚磨に愛の告白を遂行。 「大好き」という言葉をライク的な意味で解釈するという尚磨の鈍感さにより告白自体は上手くいかなかったものの、3年間の停滞の終焉を果たすのだった。 サテライト・ショップ関係者 ガイドさん(出須(です)案奈(あんな)) 前作の案内役兼ラスボスで、本作ではサテライト・ショップでアルバイトをしている。そのため1話でガイドさん呼びされて「今はバイトデス!!」と注意していたが、それでもやっぱりガイドさん呼ばわりされている。 年下は恋愛の対象にはとらないらしい。 こちらもインストラクターの資格持ちで、ハノイの騎士としてイベントに参加したりティーチングイベントを主催したりすることもある。 非常に負けず嫌いでデュエルに負けると「もう1回」と自分が勝つまで再戦を要求する通称『泣きの1回』という悪癖があり(*11)、周りを困らせることもしばしば。 大会の賞品欲しさに職権を濫用し大会の日程を早めさせるなど、結構セコイキャラ付けがなされている。 高校生編ではOCGインストラクターの経験からまさかの教師の道を志し就職。尚磨の入学と同時に同じ高校に赴任し、そのままOCGデュエル部の顧問となった。 使用デッキ 前作同様実力は折り紙付きで、元四天王も認めている。 しかし「子供たちにも容赦なし」「大人げない」と元四天王以外の子供は対戦したがらない様子。 組むデッキは相変わらず大会環境やマスターデュエルなどで一定の実績を残している様な、ガチ構築のデッキがメイン。 【アダマシア】vs遊佐尚磨(第10~11話) 岩石族初のチューナー。初となる風・炎・水属性岩石族シンクロなどシンクロ方面では不遇だった岩石族に様々な初をもたらしたテーマ。 2020年にマスタールールが更新されてから作中初のデュエルということで、エクストラモンスターゾーンだけでなくメインモンスターゾーンにもガンガンシンクロモンスターを展開する。 メインデッキにはアダマシアに加えて《怒気土器》や《岩石の番兵》といった岩石族関連カードを、エクストラには様々なシンクロモンスターが投入されており、中でもアクセルシンクロモンスター《シューティング・スター・ドラゴン・TG-EX》はルール変更によってシンクロを複数出しやすくなったからこそのチョイスと言える。 本家シュースタの方は《アダマシア・ラピュタイト》の効果でデッキトップをアダマシアチューナーで固めることで連続攻撃を確定できる点で相性がいいのだが、枠の兼ね合いかそちらが採用されることはなかった。 切り札である《魔救の奇跡-ドラガイト》の効果で相手の魔法・罠の発動を止めつつ新ルールを活かした大量展開でTG-EXをシンクロ召喚し優位に立つが、魔法・罠の発動を1度止められた程度では止まらない騎士ガイアの展開で切り札の融合召喚を許し敗北した。 【堕天使】vsライト月子(第12~13話) 神に背きし闇属性・天使族モンスター達によりデッキ。 《堕天使ユコバック》《堕天使イシュタム》《堕天使アムドゥシアス》の効果で墓地を肥やしていき、《堕天使の戒壇》で《堕天使スペルビア》と一緒に堕天使を蘇生。スペルビアを《失楽の堕天使》 《黎明の堕天使ルシフェル》の素材にして再利用できるようにしつつ、墓地の堕天使魔法・罠の効果を適用する堕天使の効果で立ち回っていく。 ちなみに堕天使を使った人、使われた人なら一度は疑問に思うであろう『発動に同名ターン1がついている堕天使魔法・罠の発動と効果適用を同じターンでできるのはなぜか』に対する答え(*12)や効果の適用で発動のためのコストも踏み倒せることも作中でちゃんと説明されている。 伏せていた《堕天使降臨》を利用されサイコ・ショッカーの展開を許すも、堕天使の高打点のせいで攻めきれない相手の場を《黎明の堕天使ルシフェル》の効果で焼き払いトドメを刺そうとする。 《不朽の特殊合金》で破壊を防がれたことでトドメこそ刺し損ねるも高打点の堕天使達を並べたうえで《背徳の堕天使》の妨害も構えた『理想堕天聖域(パーフェクト・サンクチュアリ)』で勝利を確信。 しかし背徳の打ち所を間違えたことで逆鱗モードの月子に決闘者なら一度は思う「今はわたしのターン中よぉ~っ!」の叫びと共に特殊召喚されたリミ解サイコ・ショッカー軍団に上から殴られ敗北した。 凄まじい剣幕の月子にはさすがに『泣きの1回』も通用しなかったという。 護武店長(護武倫太郎) ガイドさんが働いているサテライト・ショップの店長。 尖った鼻と耳、禿げ上がった頭とゴブリンが店員の服着てるような見てくれをしているがれっきとした人間で、店長としての業務もちゃんとこなし、子供たちを支えるしっかり者。 アゲハとは中学時代の同級生の間柄で、OCGを始めたきっかけもあこがれのアゲハに近づこうとしたため。 アゲハが劇中イベントに参加しようと店にやってきたことで思いがけず再会し、デュエルすることに。 だがいざデュエルとなると重り入りのサポーターを外しシャツを破きながら日夜鍛えたデュエルマッスルを解放。 特に意味のない筋肉を晒しいちいちポーズをとりながらデュエルをするという変な癖を晒し他の2名をドン引きさせた。 高校生編では3年前の『世界チャンピオンに挑戦』イベントにおける失態(後述)が響き副店長に降格。 しかしその結果憧れのアゲハと同じ職場で働けることになったため内心大喜びしている。 使用デッキ 【ゴブリン】vs遊佐アゲハ(第9話) OCGの長い歴史の中ちょこちょこ登場している『ゴブリン』カードを中心に、【地属性】【レベル4】の要素を足したグットスタッフ寄りのデッキ。 厳しい条件を持つがゴブリンカードのサーチが可能な《おねだりゴブリン》、高いステータスとデメリットを持つ「ゴブリン〇〇部隊」といったモンスターは勿論、《成金ゴブリン》 《ゴブリンのやりくり上手》と魔法・罠にもゴブリンが存在し、なおかつ《サンダー・ボルト》《ハーピィの羽根帚》といった汎用カードもちょこちょこ。 作中では戦術を悉く相手の落とし穴によって妨害されたためコンセプトはよく分からないが、サンプルリストを見る限り『半端な敵は高いステータスを持つゴブリン部隊で殴る』『ゴブリンや展開札の《ゴブリンドバーグ》《カゲトカゲ》を用いてランク4エクシーズを展開』『ゴブリン部隊が守備力0であることを利用し《カメンレオン》の効果で蘇生させレベル8シンクロを出す』といったものと推測できる。 かつて慎重になりすぎてアゲハに近づけなかった反省から「行動あるのみ」と強気なデュエルを行うもそれにより相手の落とし穴を悉く踏み抜いてしまい。結局成すすべもなく敗北した。 結局グットスタッフ寄りのファンデッキがかつて日本を制したデッキに勝てる道理はなかったということか。 ちなみに、ゴブリンモンスターには『落とし穴』罠に対するメタカードである《ゴブリン穴埋め部隊》が存在するのだが、本編では出番がなくサンプルリストにも入ってなかった。 ピンポイントな対人メタで勝っても本当の勝利とは言えないということなのだろう。入れててもあんまりメタにならないのは秘密だ。 県立洲斗高等学校OCGデュエル部 附並(つきなみ)英二(えいじ) 高校生編から登場した、OCGデュエル部の部長。 真面目な好青年で、先輩たちが卒業し1人になっても、マスターデュエルで腕を磨いていた。 という風に一見堅実に見えるが、その正体は女性モンスターが大好きな俺たち。 自分に関係のないデュエルでもいちいち女性モンスターの言動に興奮し続けている。 ちなみに実際の女性には奥手である。 またもともとは特徴のないモブくらいのつもりでここまで特徴が付くことはなかったという。だから「つきなみ」という名字である。 デュエルの腕前、知識はかなりあるものの思考はどちらかというとガチ寄りで、女性モンスター達を勝たせる為に強力カードの力を借りることも躊躇しなかったが……。 使用デッキ 【ウィッチクラフト】 中学時代、大会にて尚磨相手の際に使用するも【電脳堺】にフルボッコにされた。 だがそのお陰で尚磨に「ウィッチクラフト」デッキの人と覚えられており、お陰ですぐに仲良くなることが出来た。 【御巫】 OCGデュエル部伝統の儀式として、部長と「見込みがある新入生代表」の栞莉と戦う際に使用。「儀式」なので儀式を主体とするデッキである。 なお尚磨相手ではない理由は「勝ち目がない上にこのデュエルは公式記憶として残るため、最弱の部長と揶揄されたくない為」である。 曰く「女性型モンスターのみの純構築」と言いつつサンプルデッキには虹光の宣告者が入ってるが。 それと相手が初心者かつ純構築フェチなのにこちらは普通に妖怪少女も積んでいる。全員1種類ずつと少し遠慮はしているが……。 御巫モンスター《剣の御巫ハレ》《鏡の御巫ニニ》の効果や装備した御巫装備魔法の効果による妨害で一々二人の容姿に興奮しながら立ち回るも相手の儀式モンスターの猛攻にライフは風前の灯。次のドローで装備魔法を引き当て、御巫モンスターのダメージ反射効果を狙わなければ勝てないという状況に。 己の命運を懸け引き当てたカードは御巫のエース《オオヒメの御巫》。 狙っていた装備カードでは無かったが、既に持っていた儀式魔法《御巫神楽》によってオオヒメを儀式召喚。追加効果のバーンによってライフを削り切り、なんとか勝利となった。 【閃刀姫】 女性好きの為かつては組んでいたが、「強い」という理由だけで《アクセスコード・トーカー》を始めとした汎用カードを入れていたらしい。 本人はその事を恥じていたが、好きなカードを活躍させ、他所からのカードを持ってきてでも勝たせるというのもデッキへの愛の形であることに彼はまだ気づいていない……。 本仮屋(もとかりや)栞莉(しおり) 尚磨と同じクラスにいる、読書好きな物静かな女子生徒。 実は結構なお屋敷に住んでいる。 新編の実質的な主人公であり彼女のデュエルシーンはかなり多い。 どちらかというとOCGの世界観を好むタイプで余り他人と触れ合うのが得意ではないらしいのだが、三重スリーブの上からローダーに収めて栞にしていた《星遺物の導く先》のカードが目に留まったことをきっかけに、デュエル馬鹿の尚磨に誘われる形でデュエル部に入部することとなった。 一応デュエルはするが初心者であり、なおかつデッキにはストーリー性を重視する為、基本的に純構築。EXデッキも15枚埋まってる方が稀である。 だがデュエリストとしての腕前はかなりのものであり、そのEXデッキをとあるカードで埋めていれば尚磨に勝利していた程。 というかストーリー性重視しすぎてエルロンみたいなカードを入れたり、相手がバロネス出したりしてるのに善戦している時点で色々おかしい。 ……と同時に「カードのイラストまでは知っているけど効果までは把握していない」とマストカウンターに悩んだり、相手の墓地まで面倒見きれないと不機嫌になったりと初心者デュエリストあるあるなモノローグをすることも多い。 また彼女も尚磨の『構築宇宙(ストラクト・ワールド)』にアクセス可能で、その時の経験を基に自分なりの構築宇宙である『構築図書館』を創り上げた。 しかしそのポリシーと初心者ということでイマイチ勝ち切れていない部分はある。果たして初勝利はいつになるのだろうか。 使用デッキ 【閃刀姫】vs遊佐尚磨(第35~37話) 尚磨とのデュエルに使用。全てが閃刀姫と閃刀魔法カードで構成されている。また別の意味で有名なエルロンも勿論採用している。3枚も。 一方、汎用カードの類は全く採用されておらず、デュエルと通して物語を楽しみたいという彼女の思いが見て取れる。 このデュエルが始まったタイミングでVジャン本誌では『遊戯王OCG STORIES』が新たに連載され、その最初の物語として「閃刀姫」の背景ストーリーが描かれることとなった。 本デュエルは2つの漫画で同じテーマを扱うことでVジャンプを盛り上げる意図があったことが単行本で語られている。 純構築とはいえ流石はかつての環境デッキ。《閃刀姫-レイ》から繰り出される閃刀姫リンクモンスターの効果や閃刀魔法カードの効果を活かし善戦する。 途中《閃刀姫-ジーク》のリンク召喚後、《閃刀姫-ハヤテ》のリンク召喚によって《閃刀姫-ロゼ》の特殊召喚効果につなげることで、『レイがロゼを救い共闘する』という自分がやってみたかった展開ができて喜びつつもそれらの打点では尚磨のライフを削り切れず、返しのターンに敗北した。 セットしただけで終ぞ使用しなかったカードは《閃刀起動-リンケージ》。 それを知った英二は上述の通り彼女が《アクセスコード・トーカー》とそれにつなげるための汎用リンク3モンスターさえ採用していれば、その5300打点とリンケージの効果で出す閃刀姫リンクモンスターの打点で尚磨のライフを削り切り尚磨に勝てていたことに気づき、彼女のポテンシャルの高さに驚愕するのだった。 【戦華】vsライト月子(第38~40話) ショップの親睦会で色々勘違いした月子とのデュエルで使用。 この直前に「三国志」を読んでいたということで尚磨が組んだのだが、栞莉の意を組んでほぼ純構築。 その為に《サンダー・ボルト》や《狡猾の落とし穴》と言った汎用カードに加え、同じ中国文学つながりの【炎星】のカードも採用されている。 一応前者は赤壁の戦いで諸葛亮が天気を操った(と呉に思わせた)逸話、後者は三国志時代に良く行われた落とし穴戦法と世界観の逸脱はしていないが、 相手の展開には《戦華盟将-双龍》や《戦華の叛-呂奉》によるフリチェ除去で睨みをきかせ、戦華カードだけでは対処できないエクストリオによる封殺を《魁炎星王-ソウコ》の力を借りて突破しつつ、相手の出方をうかがいながら展開を伸ばしていった。 だがそんなことは置いておいてこのデュエルである意味一番目立っていたのは《戦華の暴-董穎》。 彼は特定条件下で相手の効果発動に400ポイントのライフコストを課すという、税の徴収をイメージした効果を持ち、初ターンから何やかんや生き残っていたことで月子のライフを削り続けたのだが、そのときのソリッドビジョン上の演出が相手の至近距離で下卑た笑みを浮かべたり、臭そうな息を吐きかけるというもの。 さらに最終ターンで月子がライフコストを厭わずに何度も効果を使うと踏むと彼女の前に座り込んでスタンバイする始末。 しかしながら栞莉が董穎のドロー効果の発動を宣言した際にはこれまでの下卑たものではないとてもイイ笑顔のサムズアップで返していた。 無論そんな董穎がただでさえ機嫌の悪い月子の怒りを買わないはずもなく、最終的に《サイコ・エンド・バニッシャー》の除去効果という体で放たれた月子渾身のアッパーカットによって退場。 そのままバンプアップ効果で攻撃力8850となった《サイコ・エンド・バニッシャー》で攻撃され、敗北となった。 【リチュア】vs附並英二(第41~42話) 英二とのOCGデュエル部伝統の儀式時に使用。こちらも儀式デッキ。 やはりと言うかなんというかほっとんどリチュアで構成されており、リチュアと名のついてないカードは「サルベージ」「貪欲な壺」「深海のアリア」のみ。 ただ流石に今回は勝つためのデッキの為か、リチュアストーリーの中心キャラかつ『構築宇宙(ストラクト・ワールド)』にて対応してくれたアバンスやノエリアと言った使いづらいカード達がデッキに入っておらず、エリアルも1枚だけである。(一応彼らの進化形態のジールギガスやブシュケローネは入っているが) とはいえエクストラは申し訳程度にメロウガイストのみと、やはり純構築に振り切った形である。 新規カードである、カウンター効果持ちの《イビリチュア・ネーレイマナス》や相手モンスターをレベルに関係なくリリースして儀式召喚する《リチュアの氷魔鏡》を活かしつつ、古のカードゆえに同名ターン1がついていないリチュアカードを駆使し《イビリチュア・ジールギガス》を連続で儀式召喚、氷魔鏡の効果で確約できるようになったバウンス効果で盤面を荒らすも、グスタフが入っていないため即死打点の形成にはジールギガスのドローで《サルベージ》を引き当てるしかない状況に。 勝敗を左右する未確定のドローに心躍らせながら引き当てたカードは《イビリチュア・プシュケローネ》。 持っていた《リチュアの写魂鏡》で出すにはギリギリライフが足らず、やむなくターンを返さざるを得なくなり敗北となった。 百面(ひゃくめん)相太(そうた) 洲斗高に通う2年4組の恐らく男子生徒。演劇部に所属している。 名前や今まで男性キャラしか演じてないため多分男子も思われるが、彼はなりきりデュエリストを名乗り常にアニメキャラになりきって学生生活を送っている為性別すら不透明である。 対峙した黒田曰く「声も一緒」との事で、ある意味正体不明のキャラクターである。Z-ONEかな? 顔も仮面をかぶることで完全再現している。その事から素顔も不明で、デュエル部の面々も彼の本当の顔は見たことないとか。 そのコスプレっぷりは徹底しており炎天下でジャックのコスプレをして倒れたり、デュエルに関係ない祝賀会のときでも不動遊星の格好をするほどであるが、そこを除けばTPOは弁えており先生や先輩には敬語で話す。 だが高校に潜入し自らを負かせた黒田夜魅のことはかなりライバル視しており、彼の事を思い浮かべると演技を忘れて邪悪な笑いを浮かべてしまう。 ちなみにその邪悪な笑顔をよりにもよって遊星のコスプレをしたときにしたので「不動遊星のキャラにあわないのでやめてほしい」とツッコまれた。「最高に高めたオレのフィールで最強の力を手に入れてやるぜ!!」?知らない話ですね。 またコスプレで使用デッキがバレる為、そういう状況がまずい場合はグールズの格好をしている。結局コスプレかい。 戸津諷学園デュエル部 壺獅寺(つぼしじ)玲央(れお) 戸津諷学園デュエル部部長。 最初はショップ大会に登場した「レオン」と名乗る謎の男だったのだが、その後名前と立場が判明した。 デュエルカーニバル9連覇を果たした戸津諷学園で部長をしている事だけでなく、部史上で唯一一年生からレギュラーになった「帝王」。 その事から分かる通りかなりの実力者であり、更にデュエルでの勝利だけでなく表現やエンターテイメントも楽しむ一面もある。 栞莉とはいとこ同士であり、彼女にはデュエルや「デッキ構築に正解はないんだ」という事を教えた。 とここまで書けば完璧超人のように思えるが、実は彼は極度の壺フェチ。 「運否天賦にかけるドローこそがデュエルの醍醐味」とまで言い張りデッキに様々な壺カードを入れるだけでなく、家ではその壺を陶芸で自作ししょっちゅう磨いている。 勿論デッキにも壺カードを多数投入し、尚磨と戦ったときは明らかに相性の悪い【R-ACE】にも強欲で貪欲な壺を投入している。 その辺は漫画的都合でカバー、とはならず、それどころかキーカードをドロー出来たと思ったらデメリットの10枚除外でR-ACEの魔法罠カード全部吹っ飛ぶという負け筋となってしまった。(*13) 結果的に尚磨に敗北したものの、その後「近い未来大舞台でデュエルするからだ」と告げて去っていき、彼の言う通りデュエルカーニバル大会で再会することとなった。 垣副(かきぞえ)準矢(じゅんや) 戸津諷学園デュエル部副部長。 糸目が特徴的な少年でデュエル知識も豊富だが、真面目な性格らしくフリーダムな部長には手を焼いているようだ。 名前からして二番手が確定しているのは気のせいだろうか。 彼もデュエル部のレギュラーに2年からなっている実力者だが、2024年8月現在その実力は未知数である。 恐(おそれ)竜司(りゅうじ) 戸津諷学園デュエル部3年生。 逆立てた髪にギザ歯というワイルドな出で立ちで、名前の通り恐竜族デッキを使う。 黒田と白米の戦いの裏で十九にワンキルされるという噛ませも良い負け方をしてしまった。そんな所まで元祖恐竜族使いに似なくても……。 とはいえ実力で負けた為に恨みっこ無しということで、大会では大きな旗を振って仲間達を応援している。 性格も気持ちがいい程豪快なものであり、大学に行ってもデュエルを続けると豪語している。 白米(はくまい)射里(しゃり) 戸津諷学園デュエル部3年生。 名前から分かる通り【軍貫】使い。多分ラッシュデュエルだと【寿司天使】使い。 また実家も江戸時代から続く老舗寿司屋であり、彼は高校卒業後、その家業を継ぐことが決定している。 その為このデュエルカーニバルが正真正銘最後の大会の為、【ヌーベルズ】を使う黒田に「にわか料理人」と挑発する。 …が、ノリがいいのもまた事実であり、ライフポイントをサイフポイントと表記したり、所々寿司屋っぽいところを隠せなかったりしている。 あくまで「料理人気取りをされること」だけを嫌っている為か本人は割りと爽やかな性格であり、負けもしっかりと受け入れていた。 その他 赤星(あかぼし)王座(おうざ) 最強カードバトルでの主人公にあたるキャラクター。いわゆる前作主人公ポジションである。 デュエル歴わずか1年で世界大会国内最終予選で優勝。そのまま世界大会で優勝するという異例の快挙を成し遂げ、その名前から『完璧王者(パーフェクト・チャンピオン)』の異名を得る。所持している漆黒のデュエルディスクはその時の賞品。 2年前、ひょんなことから四天王にデュエルを教えてもらうようになり、元々センスが良かったのかめきめきと上達。 小学校生活最後の思い出にと十九の提案のもと同い年3人で出場した大会で優勝し、四天王に送り出され世界に挑んだ。 しかし世界最強のデュエルキングとなった王座はデュエルの際マフラーで口元を覆い感情を殺した『覚醒デュエルモード』という独特のスタイルをとることで相手に一切の情報を与えないようになり、「周りには観客というオレを監視する眼がある」「その監視する眼がある限りオレは敗北を許されない」と周りの眼を極端に意識する、冷徹なデュエルをするようになってしまう。 その変貌ぶりに元四天王の面々ははっきりと「変わってしまった」と評しており、特に黒田は「自分が王座に負けたせいで変わってしまう原因を作ってしまった」と自分を責めたほど。 そしてその理由を明かすことなく、父親の単身赴任についていく形で海外に旅立ってしまった。 それから1年、王座が日本に、そしてサテライト・ショップに帰ってきたことで、物語は大きく動き始める……。 王座の呪縛 トーナメントを勝ち上がり、再び決闘に挑む尚磨を「少々目障りだ」「二度とデュエルを挑めないように完膚なきまでに叩き潰す」という決意をもって迎え撃つが、ドロー事故もあって追い詰められる。 ここで尚磨は王座が「世界チャンピオンという呪縛に囚われている」「デュエルするのが息苦しくて辛そう」と指摘する。 それをムキになって否定する王座は、自分が勝たなければならない理由を語り始める……。 王座がここまで『完璧王座』であることに拘る理由。 それは共に競い合った四天王のためだった。 1年前、世界大会で優勝したとき、観客から聞こえてきたのは自分を祝福する声ではなく、 「対戦相手が弱すぎただけ」 「大会のレベルが低かった」 「やろうと思えば自分でも勝てる」 といった、自分のみならずこれまで戦った相手すら見下す声だった。 そして世界王者になった後も、自分を負かしそれを証明せんとする者ばかりがデュエルを挑んできた。 一度でも負けてしまえば、それは自分だけでなく、四天王ら仲間の強さを否定されてしまう。 だからこそ、勝ち続けなければならない。 たとえそれが、己を殺し続ける茨の道であったとしても。 『完璧王座』という名の呪縛。その理由を知った尚磨は……。 使用デッキ 『完璧王座』らしく、使うカード全てが強力。 手札誘発や汎用カードで相手の行動を徹底的に潰し、カードパワーの高い切り札で確実な勝利をつかみ取る。 また、メインとなる戦術は融合召喚を中心としたもの。 十九も「融合特化はお前の得意とするデッキ」と、昔から融合召喚するデッキをよく使っていたことをうかがわせる。 これが、前作の初期デッキであり、本作の回想シーンでも使われていた【ジェムナイト】の影響であることは想像に難くないだろう。 【召喚ドラグマ】 《召喚士アレイスター》を素材として融合モンスターを繰り出す『召喚獣』とエクストラデッキメタが特徴的な11期の軸テーマ『ドラグマ』の、出張性能の塊同士の混成デッキ。 こちらも本誌掲載時点で環境における実績も高いデッキ。 アレイスターの効果でサーチした《召喚魔術》で召喚獣を融合召喚。 その召喚獣の存在によりドラグマのエース《教導の聖女エクレシア》《教導の騎士フルルドリス》につないでいく。 相手への妨害には《召喚獣メルカバー》、攻めるときには《召喚獣プルガトリオ》、フルルドリスは自分ターンの攻撃にも、相手ターンでの妨害にも使えると、攻防共に隙が無い。 さらに特徴的なのは汎用カードの多さ。 《灰流うらら》《増殖するG》といった手札誘発に《ダイナレスラー・パンクラトプス》 《コズミック・サイクロン》といった除去札、《墓穴の指名者》 《無限泡影》といった妨害カードが軒並み投入されており、サンプルデッキにおける汎用カードの枚数はなんと20枚。デッキの半数がテーマ内の動きと関係ない汎用カードで構成されているというのは本作では珍しく、1枚引き当てれば最低限機能するアレイスターを実質6枚積んでいる召喚獣ならではの構築とはいえ、ここまでの偏りっぷりには王座の勝利への執念を感じさせる。 うららの効果で展開をある程度抑制した魔鍵の盤面を除去カードの連打と展開した召喚獣とドラグマモンスターで荒らしたうえにメルカバーで蓋をする。 妨害をかいくぐり展開を続ける尚磨に対し、ここぞというタイミングで無限泡影を発動し逆転の芽を完全に摘んだうえで完全勝利を収めた。 本来であれば後攻1ターン目、《魔鍵砲-ガレスヴェート》の効果をパンクラトプスに使わせた時点でメルカバーではなくプルガトリオを出していれば全体貫通攻撃でワンショットキルできていた。だが、王座はメルカバーを出しわざと尚磨にターンを返していた。 その理由を確かめるべく、尚磨は大会に挑むことになる。 【烙印召喚獣】 ストラクチャーデッキ-ALBA STRIKE-の宣伝もかねて前回の【ドラグマ召喚獣】を《アルバスの落胤》とそのサポートカードによって融合召喚を行う【烙印】の要素を加えブラッシュアップしたデッキ。 召喚獣のギミックを挟みつつ、相手のモンスターを融合素材として除去するアルバスの落胤を《白の聖女エクレシア》 《融合派兵》などのカードを用いて特殊召喚し相手を除去。 さらに烙印カードや《死魂融合》といったカードでさらなる融合召喚に繋ぐ。 融合体のサポートや烙印サーチのために《スプリガンズ・キット》や《鉄獣鳥 メルクーリエ》などのストラク収録のサポートはもちろん、《デスピアの導化アルベル》《デスピアの大劇導神》といったデスピアモンスターも投入されている。 また、ドラグマの方のエクレシアとフルルドリスがそれぞれピン指しという形ながらドラグマのギミックも残されており、その関係で遊戯王カードwikiの方では【烙印召喚獣ドラグマ】と呼称されている。 前回とは異なり汎用カードの投入はうららと増G、墓穴と現実的な範疇。それでも他と比べて多いが。 新規の中でも一番の問題児である《烙印融合》のパワーは本作でも発揮されており、『デッキのアルバスと《軒轅の相剣師》で《烙印竜アルビオン》を経由して《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚→アルビオンの除外で素材にした軒轅をトリガーさせ新エクレシアを蘇生して相手ターンに備える→ミラジェイドの除去効果のコストで墓地に送った《灰燼竜バスタード》の効果で旧エクレシアを特殊召喚しフルルドリスによる妨害を構える』というムーブをたった1枚の手札消費で行い烙印融合のイカレっぷりを見せつけた。 ついでに新旧エクレシアがソリッドビジョンで並び立つというちょっとレアな光景も。 前回と比べて妨害性能の上がった魔鍵デッキと一進一退の攻防を繰り広げる中で、アルバスデッキの欠点である手札消費の荒さが露呈。 手札が新エクレシア1枚、場にアルバス1体のみの状態、墓地融合カードを引きたい場面でデッキの中にある11枚くらいある有効札(*14)ではなくデッキにアルバスがいない状況では意味を成さない融合派兵を引いてしまい、エクレシアとアルバスという一部のオタクが尊死しかねない組み合わせで《天威の龍鬼神》をシンクロするという最低限の展開しかできなかったことで尚磨の逆転を許してしまう。 ここで尚磨の言葉と四天王の声援で『完璧王者』の呪縛から解放された王座は引き当てた召喚魔術によって口上の解禁と共に召喚獣に戦術をシフト。 《召喚獣アウゴエイデス》は尚磨のアンドラビムスと実質相打ちになるも、アレイスターを回収して今度はメルカバーを融合召喚。尚磨の動きを牽制し次ターンでの逆転を狙う。 しかし効果の発動を一切介さずにエクシーズ召喚されたアシュタルトゥにメルカバーを撃ち抜かれ、その直火焼き効果によって敗北した。 真の意味で『完璧王者』から解放された王座は「心のどこかで自分が負けることを願っていたのかもしれない」と漏らしながらも、「できる事なら勝ちたかったーっ!!」「何で4ターン目に融合派兵引くかなーっ!!」とそれはもうすっごく悔しがっていた。 作中で行われたイベント・大会 デッキ構築(ストラクト)の日 尚磨が初めてサテライト・ショップに赴いた日にやっていたイベント。 1~2話で行われたものは『ライジング・ランペイジ』の発売にあわせて行われたものだが、34話での十九の話から新弾発売の度に行われている模様。 参加条件は新弾の一定価格以上の購入。20分1デュエルの3本勝負。参加者はトークンがもらえるなど、現実で行われているイベント『遊戯王の日』と共通点が多く、こちらがモチーフとなっていると思われる。 遊戯王の日との違いとして ●参加資格は新弾1箱の購入(遊戯王の日は1000円以上) ●使用デッキには新弾のカードを20枚以上採用しなければならない(遊戯王の日の場合、デッキは自由) ●対戦前にデッキ構築の時間30分が与えられる といったものがある。 これにより、財布に対するダメージが大きくなるとともに『どんなデッキが組めるか』『望んだカードが当たらなかった場合どんなカードならカバーできるか』という、デュエリストのカード知識と柔軟性を問われるイベントとなっている。 世界大会(小学生の部) 毎年行われている大会のようで、アゲハが13年前に参加した他、1年前は王座・十九・夜魅が、本編中に天道が参加している。(*15) 特に1年前のものは『OCGと出会った主人公が四天王と競い合いながら優勝を目指す』というシチュエーションから前作の『レジェンド・チャレンジ』に相当する大会と思われるが、大会中四天王全員とガイドさんすべてを相手取っていないという違いがある。 アゲハは国内予選を制し女性初の日本代表となるも予選敗退、十九は国内最終予選ベスト8、夜魅と天道は最終予選準優勝と凄まじい実力の持ち主であっても世界の壁はとても高かったことがうかがい知れる。 そんな中当時デュエル歴1年の王座が日本代表の切符を手にし、そのまま優勝する形でその壁をいとも簡単に飛び越えていった。 大人のデュエル会 現実でも行われている、25歳以上の大人限定のフリー対戦会。 もちろん子供は参加できないため、付け髭+背伸びでごまかそうとした尚磨は門前払いを食らった。 当初アゲハはこのイベントに参加する予定だったのだが、終業時間ギリギリに上司が仕事を回してきたせいでイベントの時間に間に合わなかった。 新マスタールールレクチャーイベント(仮称) 2020年のマスタールールアップデートに伴い、ルール変更によって何が変わったかをインストラクチャー(今回はガイドさん)がティーチングするイベント。 「実際にデュエルするのが一番」と、参加者から立候補者した者がガイドさんとデュエルすることになり、尚磨が立候補したのと尚磨の実力を直接見てみたいというガイドさんの思惑が重なり尚磨vsガイドさんの対戦となった。断られた形となった黒田は血糊を吐いた。 未成年限定チーム大会 未成年限定の、3人チームによるトーナメント戦。 1人ずつデュエルし、先に2勝したチームが勝利となる。 優勝チームには現実では幻となってしまったステンレス製《暗黒騎士ガイア》が1人1枚ずつ贈呈される。 尚磨はこのイベントに十九を誘い、もう1人のメンバーとして立候補したガイドさんと共にチーム『ストラクチャーズ』を結成。決勝戦にて夜魅・月子・天道によるチーム『光と闇は表裏一体』(*16)を相手取ることとなる。 世界チャンピオンに挑戦 サテライト・ショップ3周年を記念して行われた、中学生32名によるトーナメント制大会。 優勝者は大会後のスペシャルマッチで『完璧王座』赤星王座と対戦する権利を得る。 さらにこの大会限定のルールとして、『1試合ごとに異なるデッキを使用しなければならない』というものが存在し、優勝までに最大6つのデッキを使用することとなる。 そのため複数デッキを組めるだけの財力と複数のデッキを使いこなせるだけのプレイングスキルを要求される、レベルの高い大会となっている。 十九と夜魅は王座と戦い打ち負かすことでかつてのデュエルを楽しんでいたころの王座に戻すため、尚磨は前のフリー対戦で感じた違和感と、勝利したにもかかわらずあまりにも悲しい顔をしていた理由を確かめるため。 両者の譲れないもののために挑んだイベントは、元四天王vs尚磨のぶつかり合いと化していく。 なお、トーナメントの抽選にはバトルシティ編で使われた《青眼の究極竜》型ビンゴマシーン(OCGだと《ビンゴマシーンGO!GO!》に描かれているそれ)をレンタルして使用。 さらにこのイベントのために王座を旅費・宿泊費全額店持ちで呼び寄せたことも併せて結局は大赤字に終わったという。 追記・修正開始(ライト&エディットスタート)!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成乙。分量多いから何人か個別項目に分割してほしい -- 名無しさん (2022-03-28 18 41 23) マスターデュエルDLしたけど最近のOCG知らんなあ→ストラクチャーズの単行本買って資料にするか -- 名無しさん (2022-03-28 18 45 09) とりあえず現代遊戯王やってるみたいだが先攻制圧&手札誘発合戦してんのかしら -- 名無しさん (2022-03-28 19 09 37) MDの話してると結構な確率で「①の効果 1ターンに1度じゃないのかよ!」が出てくる -- 名無しさん (2022-03-28 19 58 31) ↑2 現代遊戯王だから先攻はむしろ制圧は2~3妨害程度で継戦に主眼置いてるよ -- 名無しさん (2022-03-28 21 11 15) 単刀直入になるけど、なんで漫画版VRAINSは無かったんでしょう。 -- 名無しさん (2022-03-28 21 43 55) OCGテーマだからこそ、禁止カードに指定された理由を抱えるカード・禁止され続ける理由を抱えるカードを描いてほしいとも思う -- 名無しさん (2022-03-28 23 15 11) 結構好きな作品。アニメVRAINSはソリティア続出でテンポ悪くなってたから、展開過程を省略して実際の攻防に焦点をあてたのは上手いやり方だと思う -- 名無しさん (2022-03-28 23 56 58) 単行本の付録が結構有用なのも良い点 -- 名無しさん (2022-03-29 05 16 17) ↑4VRAINS放送中にも漫画アークファイブやってたし単純に紙面に余裕がなかったんでしょう。最盛期には遊戯王系2本連載してたこともあるけどそのころと比べると人気も下がってきてたし。 -- 名無しさん (2022-03-29 09 10 39) 主人公が「嫌ならやめろ」発言はひいたわ。公式でそれ言ったのどこぞのメディア出禁になったオンラインゲームの元プロデューサー思い出したぞ。 -- 名無しさん (2022-03-29 23 58 57) あの世界のデュエルディスクってエクストラデッキと除外先はどこにあるんだろう -- 名無しさん (2022-03-30 12 26 22) ストラクチャーズ次元でも観客の民度は低いのか...と思ってしまった>王座の呪縛 -- 名無しさん (2022-03-30 14 44 34) ↑3「デュエルをやめる」という選択が許される世界なんだなと感心したわ。アニメの世界だとそもそもその選択をすることが不可能だったりするし -- 名無しさん (2022-03-31 21 40 38) ↑1 まぁ原作・アニメは邪神やら何やらの所為で完全消滅だったりが掛かったりしていたしな。 -- 名無しさん (2022-05-26 17 06 26) 1デュエルで3回くらいクソドローをかます前作主人公に涙を禁じえない。 -- 名無しさん (2022-06-10 17 43 20) 何で4ターン目に融合派兵引くかなーっ!!切実すぎて笑う -- 名無しさん (2022-06-10 18 23 21) ↑7 友を侮辱した連中に怒りを抱き続ける、若しくは示すだけなら良かったが、「少々目障りだ」「二度とデュエルを挑めないように完膚なきまでに叩き潰す」…という最早邪念に支配されつつある発言をする様になってしまった王座を窘める意味合いを含む発言であると自分は解釈している…今までの劇中描写を踏まえると、目の前の敵に集中し切れない王座の不純さに含む所がある尚磨の皮肉交じりの発言ともとれるが。まぁ初代遊戯王でも闇遊戯と舞の決闘で似た様なケースがあったしな。 -- 名無しさん (2022-06-25 09 58 57) もしアニメ化出来るなら、是非ともアニメになって欲しい。 -- 名無しさん (2022-10-04 19 29 54) どうやら、この世界ではゼアル&ARC-Vのアニメが放送されていたらしい。 -- 名無しさん (2022-12-22 20 44 00) ↑↑使用カードを制限しない都合上禁止カード使ってるデッキが増えてるから難しいんじゃないかな?そもそもアニメってレギュラーパックと連動して新規を出すのがメインだったけど、基本的に既存カードしか使わないストラクチャーズは相性が悪いと思う。 -- 名無しさん (2023-09-29 10 18 58) 2ヶ月連続でミスとか構成大丈夫か?(覇王門零のP効果を忘れる、強制効果の星霜のペンデュラムグラフをチェーンの後ろに持ってくる) -- 名無しさん (2024-07-23 20 31 57) 名前 コメント